自慢のお隣さん 第139ノック 平田智仁さん

『技術一本で働く』ということ

 

 

平田智仁さん

広州生活半年目の平田智仁さんが登場。

日本料理店で、中国の方にも楽しんでいただける料理を提供しています

 

 

中華料理の本場〝広州〟

中国で愛される日本食を

 

今年から、広州で日本料理店の料理長を務める平田さん。

和洋中、一通りの料理を学んだ後、

日本では、中華料理のシェフとして、

有名高級中華レストランなどで働いてきた。

「1本の包丁と、1つの鍋だけを使い、豪快かつ一気に仕上げる、

中華料理のダイナミックさに魅力を感じます」と話す。

 

「中華料理の本場〝広州〟で料理人として働き、食文化を肌で感じよう」

と、広州赴任を決意した。

現在は、日本の健康的な料理をベースに、

中国人の口にも合うような工夫を加え、料理を提供している。

 

厨房にて、仕込み中の1枚

広州ならではのメニュー

技術にプライドを持って

 

「こちらでは、食材の調達が日本とずいぶん違い、驚きました」という。

必要な食材がなく苦心もするが、

「逆に、初めての食材に出会うと、

どう調理しようかとワクワクします」と前向きだ。

「地元の食材を使ったラーメンなど、

ここだけのメニューも生み出しました」と楽しそうに話す。

 

職場には、職務経験のない若いスタッフも多い。

「腕に技術を身につける、という気持ちを育てていきたいです。

『料理という技術一本で、語学が出来なくても、

僕のように海外で好きな仕事を見つけられるんだよ』、と伝えています」

と、指導にも熱心だ。

 

地元の飲食店にもよく足を運ぶ。

「中国ならではの食材や調味料から、

新たなアイディアが浮かぶんです」と、創作意欲を燃やしている。

 

生活充実度  ★★★★    

周辺環境  ★★★★       

マンション設備 ★★★★      

紹介: ローカル不動産

 

~広東ジャピオン2012年12月3日号

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