広東ジャピオン特集13~北京で週末ココ行きたい(下)

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北京料理を味わい尽くす

「今回色々楽しめそうね」

「なんか駆け足になりそうだけど、大丈夫かなあ」

「無問題。何とかなるものよ」

「飯食う時間なさそうじゃん」

「何言ってるの! 食べまくるわよ。

おいしくて、雰囲気良くて、リーズナブルなレストランリサーチしてね」

「出た、必殺の丸投げ。

食べたい料理の方向性を教えてよ」

「やっぱ北京料理でしょ」

「うーん。自分は新疆のウルムチ駐在員事務所のレストランに行きたいな。(写真⑪

〝北京一うまい〟って言われる羊肉串を、新疆黒ビールと一緒に食べようぜ」

「相変わらず羊肉が大好きね。

候補に入れてあげるから、まずは北京料理店を教えてちょうだい」

「調べますよ…あ、この〝盛世楼〟ってトコ良さそう。(写真⑫

内装は清代の飯屋のようで、店員は独特の北京訛りで話すんだって。

涮羊肉(羊肉しゃぶしゃぶ)もあるし、

炒肝兒(豚モツ煮込み)とか北京の名物料理も盛り沢山だ」

「老北京の雰囲気あるね。そうだ、北京ダックはどうなの?

前回超有名店のがイマイチだったから、リベンジしたいのよね」

男「北京ダックならうまい店知ってるよ。

〝利群烤鴨店〟で間違いなし。(写真⑬) 前門近くの胡同にあるんだ。

四合院で味わうハウスワインと極上ダック…。西洋と東洋のマリアージュに乾杯!」

「グルメリポーターみた~い…って言うと思った?

あなたのへんなリポート聞いてたら、おいしい料理も台無しになるわ」

「そう言うなよ。

あとは、宮廷料理とかどう。後海の胡同にある〝厲家菜〟ってところ。(写真⑭

西太后の料理を作ってた厲(れい)さんの子孫がやってるんだってさ」

「あの西太后が食べた料理!? すごいじゃない。そこ行こ!

でもまた胡同なの? 今回は最後まで胡同をさまようことになるわね」

 

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~広東ジャピオン2014年4月21日号

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