天然的生活 第160回~草苺(イチゴ)

tennenteki-title1

369 天然 ネット用

 

風邪予防と美容にイチゴ

 

デザートとして、生で食べる以外に、

ジャムやジュースなど、幅広く加工されるイチゴ。

冬から春にかけてよく出回り、

ショートケーキやタルト、大福などにも用いられる。

 

イチゴ100㌘に含まれるビタミンCは80㍉グラムと、

果物の中ではトップレベル。

ビタミンCは、粘膜の抵抗力を上げ、風邪の予防に有効なほか、

肌の新陳代謝を高め、しみや吹き出ものなどの肌トラブルの改善が期待できる。

さらに、利尿作用にも優れ、むくみの緩和にも有効という。

 

中医学でイチゴは、のどを潤す食物とされ、人前で話すことが多い人や、

声がかれやすい人に好んで食べられる。

また、鼻やのどの癌予防にも効果を発揮するのだとか。

 

中国でイチゴは、食物繊維を豊富に含んでいるため、

便秘改善を目的に、毎朝ヨーグルトと一緒に食べる習慣があるほか、

神経痛リウマチや痛風などの症状緩和には、

夕食後、ハチミツと一緒に食べるとよいと考えられている。

ただし、お腹を冷やすので、下痢をしやすい人は量を控えよう。

そのほか、ニキビや日焼けをした場所に、イチゴを擦り付ける民間療法もある。

 

ケーキや和菓子など、スイーツで気軽に取り入れられるイチゴ。

おいしく食べて、美容と健康のいいとこ取りをしよう。

 

 

~広東ジャピオン2015年9月7日号

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

最新号の電子版はこちらから

PAGE TOP