広東ローカルニュースを紹介

深センで「高交会」開催

新技術に注目集まる

「第21回中国国際高新技術成果交易会(中国ハイテクフェア2019)」が11月13日(水)~17日(日)に深セン会展センターで開催され、今年も様々な新技術に注目が集まった。

深セン会展センター1号館に設置された雲天励飛技術有限公司の展示ブースでは、5G、AI、IoT等のイノベーション技術と都市の生活シーンを結び付けたソリューションモデルを展示。「AI+新ビジネス」や公共安全等の領域を含む最新商品が紹介された。

ハイテク業界で常に話題となる自動運転車の領域では、元戎启行科技有限公司の「Robo Taxi(自動運転タクシー)」が注目を集め、「第7回世界軍人運動会」の期間中、モデル運行を行うことが明らかになった。同社は近日深セン市のスマートインターネット自動車道路走行テストの許可を取得する予定で、来賓らは現場で自動運転車を体験した。(11月14日)


広州市マナー条例

公共の場は静かに

広州市人民代表大会常務委員会は、11月12日(火)「広州市文明行為促進条例(草案)」の意見及び提言を発表した。市民は郵便、メール、FAXで11月29日(金)まで、人大常委会法制工作委員会へ意見を提出することができる。また、微博(Weibo)の「広州人大立法」公式ページでも意見の投稿を受け付けている。

同草案では、条例の目的となる規範、ガイドライン及びマナー行為の促進について制定し、社会主義の核心的価値観の教育及び実践により、社会的文明レベルを向上するとしている。草案では「公民は社会公徳を尊重し、公共の場所でのマナーを遵守すること」とし、静かな屋内での動画などを視聴する際、イヤホンの使用推奨などを挙げている。(11月13日)


深セン読書月間

「ブックバス」で読書奨励

 深センバス集団は11月10日(日)、蓮花山公交駅で「2019年深セン読書月・流動ブックバス」の公益イベント開催式を実施した。開催式では、深セン出版集団が推薦図書を贈呈。女優の厳暁頻氏、中央歌劇員の康庄氏ら5名の来賓が「海燕」を朗読し、読書の魅力を紹介した。

「深セン第20回読書月間」の期間中、深センバス355路線、約6000の公共バスが「流動ブックバス」に変身し、社内のポスターや微信ミニプログラムからQRコードを読み込むと、「紅楼夢」等国内外の名著を無料で閲読できる。(11月11日)


養犬の管理条例

改訂される見込み

広州市第15期人民代表大会常務委員会は11月20日(水)、第29回会議を行い「広州市養犬管理条例」について審議したと発表。すでに10年間実施した同条例は、社会の発展変化に適応することが困難であり、早急に改訂を加えなければならないとしている。

市の経済発展に伴い、ペット犬の飼育数は急速に増加、さまざまな管理問題が生じている。例えば、飼い犬の登録率不足や犬による人身事故多発などだ。

同会議によると飼い犬の登録率を高めるため、オンラインによる手続きが可能となることや個人が犬を飼う場合、一世帯につき飼い犬は一匹に制限するなど、新たな条例が規定される見込み。(11月20日)

 


登別市の市長が訪問

広州市と文化交流

日本に位置する北海道登別市の小笠原春一市長一行が近頃、広州市と文化・観光・教育などの分野で深い協力関係を築くため、同市を訪れたことがわかった。

小笠原市長は2008年に登別市の市長に就任し、登別市と広州市は12年に国際友好都市関係になった。また、両都市は観光や人文分野で密接な交流協力があり、今回市長は6回目の広州市訪問となる。

北海道は外国人観光客が多く、近年中国、特に広州市からの観光客が高い割合を占めていると市長は話す。なお20年の東京オリンピックの際に、アイヌ民族の特色を展示する施設の建設が決まっていることに触れ、〝アイヌ文化プロジェクト〟を広州市にPRした。(11月11日)

 

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