広東のローカルニュースを紹介

広州地下鉄8号線が延線

「鳳凰新村」駅が終点卒業

広州地下鉄8号線が11月20日(水)、「万勝囲」駅~「文化公園」駅まで繋がり、これまでの終着駅であった「鳳凰新村」駅が9年間の「臨時終着駅」の役割を終えた。

「文化公園」駅は「鳳凰新村」駅から1駅北に位置する。来年は8号線北延線区間(「文化公園」駅~「滘心」駅)が開通する予定で、8号線は広州市内をL字型に走る交通大動脈になる。開通後は、地下鉄1号線、5号線、6号線と接続し、1日の平均乗客数は延べ100万人になるという。

地下鉄8号線は開通以来、故障や遅延事故に多く見舞われてきた。「鳳凰新村」駅は設計上終着駅の仕様ではないため、前の「沙園」駅で折り返し、方向転換する必要があった。そのため「沙園」駅では1分以上も停車し、「走って追い越せる8号線」として、市民が不便を感じていたが、この延線によりその問題が解消されるという。(11月21日)


深汕高速の拡張工事

約300億元を投資

広州日報は11月26日(火)、広東省深セン市龍崗区から同省汕頭市につながる高速道路「深汕高速」について朗報があると発表。

現在、同高速は同省汕頭市、潮州市、掲陽市の交通の大動脈で、双方向4車線が常に渋滞しており、改修工事が必要な状況にある。これを受け同省生態環境庁が、同省汕尾市・陸豊市潭西鎮を起点に深セン市龍崗区までの「深汕西高速」改良拡張プロジェクトを受理したことがわかった。深汕西高速を往復4車線から8車線に変更し、約300億元を投資して今年度末に着工予定だという。なお同プロジェクト沿線には自然保護区や県級湿地公園、森林公園など3カ所の生態区や飲料水源2級保護区を横断することがわかっている。(11月26日)


「世界トイレの日」

最も美しい公衆トイレ発表

「第7回世界トイレの日」を迎え、11月19日(火)に広州珠島賓館で「2019年広東省住建システムトイレ革命創新フォーラム」が開催された。広州市は3年計画で345の公衆トイレを設置するとしていたが、今年10月末までに856のトイレの建設が完了し、達成率は248・12%となった。

同フォーラムでは広州市で「最も美しいトイレ」が発表され、2000余りの公衆トイレの中から「環境」、「サービス」、「創作」、「生態」、「テクノロジー」等の観点から、32のベストトイレが選ばれた。(11月20日)


ネット配車登録

EV車両が必須

深セン特区で11月19日(火)、市交通運輸局が「深セン市ネット予約タクシー経営サービス管理暫定施行方法」修正版を発表した。修正版では、ネット予約による配車車両を新規登録するには、純電気自動車でなくてはならないと明記しており、12月1日(日)より施行される。また運転手の免許について、省関連規定に基づき、「深セン市タクシー運転手資格証」及び「ネット予約タクシー運転手免許」の相互認証で安全管理を一層強化する。さらに、ネット配車サービス経営者は利用者に対し、半径3㍍内の待機車両数及び料金計算方法等を明示。プラットフォームの業務データ保存期限を2年から3年へ延長し、乗客保障制度を強化する。(11月20日)


違法建築取締まり

高鐵高架下を整備

2020年の春節を前にし、広州市启動第二輪鉄路延線の違法建築物に対して11月13日(水)、一斉取締まりを実施。取締まりが行われたのは全部で398カ所、越秀、荔湾、天河、黄埔、番寓、花都、南沙、増城の9区に及んだ。

「京広高鐵」、「南広鉄路」、「貴広客専」など6本の鉄道路線と行政区間鉄道橋梁区域では、数カ月前まで、長期にわたって投棄されたゴミが大量に放置。また、自動車が無秩序に停車され、その頭上を高鉄(中国新幹線)が高速で通過し、安全面での問題が指摘されていた。取り締まり実施後は、高架下スペースはすっきりと片付けられ、清潔で安全な空間が整備されているという。(11月28日)

 

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