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民族訪ねて三千里~ワ族(佤族) 第10回

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伝統を守り蘇る木鼓

創世神話スカンリ

 

ワ族は中国雲南省南部のほか、ミャンマーやラオスにも住んでいる。

周囲にはチベット・ビルマ系の民族が多く、

この一帯ではその昔、首狩りの風習があったという。

 

ワ族を象徴するのが「木鼓」という

太い丸太の中をくりぬいて作った、木製の太鼓だ。

木鼓は、首狩りの儀式や祭りの歌と踊り、

村に災難が起き神様を呼ぶ時などに使われた。

この楽器を弾く風習は前世紀に1度途絶えかけたが、

村の役場に3つの木鼓が残されており、

伝統継承のために再び蘇ったという。

木製の杵で叩く低い音と、竹片で叩く細い音を交互に出して変化をつけ、

その傍らで40人ほどの男女が手をつなぎ、輪を作り、踊りを始める。

派手な動きは少なく、輪が崩れることはない。

 

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1. ワ族の若い男女。今でも祭日にはきちんと民族衣装を着て踊るという

2. 木鼓を叩くワ族。5~10年に1度新しい木鼓を作る

3. 山の向こうはミャンマーと接している

 

またワ族には、「スカンリ」と呼ばれる創世神話がある。

内容は「小鳥がアワ山をつついて穴を空け、

祖先はこの小鳥と共に穴から出て陸地での生活を始めた。

家を建て、心を一つに故郷を作ったこと、

スカンリという洞穴から来たことを忘れず、子孫に伝えていく」というものだ。

スカンリは夜、竹筒に入った自家製の酒を飲み、

檳榔の実を噛み、焚火を囲んで歌われるという。

 

現在、ワ族は、主に畑作を行っている。

家を新築すると畑で作った陸稲のご飯を村人に出す。

青菜や、豚の干し肉を炒めたものをおかずにして、このピンク色のご飯を食べる。

また雲南省は、シーサンパンナや思茅がお茶の産地として有名だが、

ワ族自治県がある臨滄市でも近年茶栽培が行われている。

地ビールの「瀾滄江ビール」と合わせ、伝統の食を味わいたい。

 

~広東ジャピオン2013年2月4日号

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