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民族訪ねて三千里~コーラオ族(仡佬族) 第45回

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悠久の歴史を持つ民族

自然万物を崇める伝統

 

コーラオ族は貴州省の北西部、南西部に分布して生活している。

彼らの歴史は長く、古代の歴史書には、

後漢から南北朝時代にかけて、

「濮(プー)」、「僚(リャオ)」なる民族が貴州に暮らしていた、

と記載されている。

また、明朝以降の歴史書には、「僚」が、

「夜郎自大(己の力量も知らずに威張ること)」の故事で有名な、

夜郎国王家の一族であった、という記載も。

 

古来、トウモロコシやアブラナの栽培など、

農業に従事する一方で、自然万物を崇拝する民族としても知られ、

これにまつわる行事も多い。

特に、毎年旧暦3月3日に行われ、

彼らの新年に当たる「仡佬年」が有名。

木に捧げ物をするこの祭りには、次のような伝説がある。

 

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1. 民族衣装をまとった女性。古くより伝わる、独自の手織りの布で作ったスカートを穿く

2. 毎年旧暦8月になると、新たに成熟した穀物を味わう伝統行事「償新節」

3. 高さ10数メートルの舞台で行われる獅子舞「高台舞獅」

 

「かつて、貴州西部のある地域に大きな森林があった。

全く人が住まないこの場所に、

1組のコーラオ族の将軍の息子と同族の女がやって来た。

森には住む場所や食糧はなかったが、

2人は大きな木の下で暮らすことにした。

彼らは木の実を食べて生活し、やがて子どもが生まれた。

2人はこの木を神の木として彼らの生活を支えてくれたことを感謝したが、

その話が森の外に暮らす人々にも広がっていった。

以後、コーラオ族の民は木を崇めるようになった」

 

それからというもの、彼らは毎年この日になると、

鶏肉や豚肉、鮮魚やもち米などを木に捧げ、

一族の子孫繁栄や五穀豊穣を願う。

また、牛舎の前に供え物をし、

農耕の頼りになる牛の無病息災を祈る「牛王祭り」も代表的な行事である。

 

共に生活をする自然の万物への感謝。

そんなコーラオ族と自然の精霊たちとの会話を間近で見つめてみたい。

 

~広東ジャピオン2013年10月28日号

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