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民族訪ねて三千里~ナシ族(納西族)第51回

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今も生きる古代文字

雪の神が守る奇跡の民族

 

雲南省西北部の玉龍雪山麓に暮らすナシ族。

緑豊かな金沙江流域で、ジャガイモや蕎麦などを栽培して生活する。

 

ナシ族と言えば、〝生きた象形文字〟と呼ばれる

トンパ文字を使用することで有名。

代々「トンパ」と呼ばれる司祭のみが使い、

文字通り物の形を模ったこの文字は、古くから伝わる「トンパ教」と関係が深い。

 

毎年旧暦2月8日に催される祭り「三朶節」。

この日は、トンパ教の中で守護神とされる「三朶」の誕生日として、

男子は馬術を競い、女子は舞踊を披露するなど、盛大に祭事を行う。

この「三朶」は、ナシ族の間に伝わる次の伝説に由来する。

 

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1. ナシ族の女性は外出する時、羊の皮の肩掛けを羽織る。背中の7つの円は北斗七星を表す

2. トンパ文字。文字の色にも意味があるという

3. 燻銀色の瓦や煉瓦が特徴的な麗江市の家並み。街の中には水路が縦横に走る

 

「ある年の旧暦2月8日、1人のナシ族の女狩人が麗江の玉龍雪山に猟に出た。

そして彼女は、雪のように白い岩を見つける。

武将のような姿形をした奇異な岩で、片手で持ち上げられる程軽かった。

不思議に思った彼女は、岩を背負って持ち帰ることに。

ところが、山麓で岩を下ろした時のこと。

再び背負おうとすると、岩はまるで地面に根を張ったかのように、

ずっしりと動かなくなった。

彼女はそんな岩を神の化身として、祠に奉ることにした。

以降、山麓では白の甲冑を纏い、白の矛を持ち、

白馬に跨った武将の姿が目撃され、

村で戦が起これば、武将が多くの兵士を連れて応援し、

火事には雪を降らせて鎮火した。

民はそんな将軍を、守護神〝三朶〟として崇めるようになった」

 

岩が発見されたのが未(ひつじ)の日だったこともあり、

祭りには羊肉が奉げられる。

美しい麗江と広大な玉龍雪山を背景に行われる「三朶節」。

この伝統の祭りの中に身を置き、神秘の力を感じてみたい。

 

~広東ジャピオン2013年12月9日号

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