広東モウマン隊~(深セン) 中国民俗文化村 その32

少数民族を訪ねて

 

未知の文化に遭遇

猫田君、『広東ジャピオン』に載ってる、

無 少数民族の記事って読んだことあるかい?

「食道をゆく」の後のやつですよね。

無 「民族訪ねて三千里」ですか?

そうそう。あれが始まってから、

無 少数民族に興味が出てきたんだよね。

で、てっとり早いところで、「民俗村」に来たってわけですね。

うん。色んな民族の建物が再現されていたり、

 歌や踊りのショーもあるんだろ?

まぁ、そうですけど…。いまいちパッとしないっていう話も聞きますよ。

ん? 俺たちなりに楽しめばいいじゃないか。

まあ、いつもそうですからね。

無 あっ、「イ族(彝族)」の踊りをやってますよ。

へぇ~、女性の衣装は色鮮やかだねぇ。

無 男性は毛皮みたいなのを着てるぞ。

無 これはイ族の労働の様子を描いた踊りなんだな。

無 ふうん、彼らも石臼やら洗濯板を使うんだね。

何だか親近感が湧きますね。

無 イ族って、甲骨文字の時代から続く、

無 古い民族なんですよね。

 

イ族の生活を描いた踊り

 

騎馬ショーに興奮

おお、これは大きい滝だなぁ。

 この洞窟みたいなのは何だろう?

「独龍族」の要塞らしいですよ。入ってみますか?

ちょっとおどろおどろしいね。

 猫田君、とりあえず偵察してこいよ。

そんなに怖がらなくても…。

ほら、そこに牛の頭蓋骨が飾ってあるぞ。

無 危険な予感がするなぁ。

――大丈夫でしたよ。中から滝の裏側が見えました。

 「独龍族」の格好をした男の子が、一人で寂しそうにしてましたよ。

何だぁ。狩猟を生業にする民族なのに、情けないなぁ…。

自分のことは棚に上げて…。

無 それにしても、住む地域によって、建物の形が全く違うんですね。

高床式だったり、水車小屋で灌漑をしていたり、

無 生活の知恵が生きているね。

はい。あっ、騎馬戦のショーの時間です!

すごいスピードで馬を走らせるんだね。

無 オオッ、馬の上に立ったぞ。

あの人は、馬から飛び降りて、すぐ飛び乗りましたよ。

戦いのシーンも迫力があるねぇ。

 これだけでも見る価値ありだよ。

 

見応えのある騎馬戦ショー

 

ロケーション ★★★★

周辺環境 ★★★★

お得感 ★★★

エンタメ度 ★★★★

 

 

★info★

中国民俗文化村

住所:深セン市南山区華僑城

TEL: 0755-2660-0626

営業時間: 9時半~18時(入場料:大人150元、錦繍中華と共通)

URL:www.cn5000.com.cn

アクセス: 地下鉄「華僑城」下車、徒歩3分

 

~広東ジャピオン2012年12月17日号

 

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