~少数民族を訪ねて~
未知の文化に遭遇
無 猫田君、『広東ジャピオン』に載ってる、
無 少数民族の記事って読んだことあるかい?
猫 「食道をゆく」の後のやつですよね。
無 「民族訪ねて三千里」ですか?
無 そうそう。あれが始まってから、
無 少数民族に興味が出てきたんだよね。
猫 で、てっとり早いところで、「民俗村」に来たってわけですね。
無 うん。色んな民族の建物が再現されていたり、
無 歌や踊りのショーもあるんだろ?
猫 まぁ、そうですけど…。いまいちパッとしないっていう話も聞きますよ。
無 ん? 俺たちなりに楽しめばいいじゃないか。
猫 まあ、いつもそうですからね。
無 あっ、「イ族(彝族)」の踊りをやってますよ。
無 へぇ~、女性の衣装は色鮮やかだねぇ。
無 男性は毛皮みたいなのを着てるぞ。
無 これはイ族の労働の様子を描いた踊りなんだな。
無 ふうん、彼らも石臼やら洗濯板を使うんだね。
猫 何だか親近感が湧きますね。
無 イ族って、甲骨文字の時代から続く、
無 古い民族なんですよね。
イ族の生活を描いた踊り
騎馬ショーに興奮
無 おお、これは大きい滝だなぁ。
無 この洞窟みたいなのは何だろう?
猫 「独龍族」の要塞らしいですよ。入ってみますか?
無 ちょっとおどろおどろしいね。
無 猫田君、とりあえず偵察してこいよ。
猫 そんなに怖がらなくても…。
無 ほら、そこに牛の頭蓋骨が飾ってあるぞ。
無 危険な予感がするなぁ。
猫 ――大丈夫でしたよ。中から滝の裏側が見えました。
無 「独龍族」の格好をした男の子が、一人で寂しそうにしてましたよ。
無 何だぁ。狩猟を生業にする民族なのに、情けないなぁ…。
猫 自分のことは棚に上げて…。
無 それにしても、住む地域によって、建物の形が全く違うんですね。
無 高床式だったり、水車小屋で灌漑をしていたり、
無 生活の知恵が生きているね。
猫 はい。あっ、騎馬戦のショーの時間です!
無 すごいスピードで馬を走らせるんだね。
無 オオッ、馬の上に立ったぞ。
猫 あの人は、馬から飛び降りて、すぐ飛び乗りましたよ。
無 戦いのシーンも迫力があるねぇ。
無 これだけでも見る価値ありだよ。
見応えのある騎馬戦ショー
ロケーション ★★★★
周辺環境 ★★★★
お得感 ★★★
エンタメ度 ★★★★
★info★
中国民俗文化村
住所:深セン市南山区華僑城
TEL: 0755-2660-0626
営業時間: 9時半~18時(入場料:大人150元、錦繍中華と共通)
アクセス: 地下鉄「華僑城」下車、徒歩3分