古き良き広州の面影が残る西関エリアで中国南方の戯曲「粤劇」の世界を知ることができる「粤劇芸術博物館」。広東の伝統的な庭園様式「嶺南園林」で造られた広大な敷地には、粤劇に関する貴重な資料や文化財が数多く展示されている。また同博物館では「どのような登場人物がいるのか?」、「役者はどのように化粧しているのか?」、「役ごとにどのような衣装があるのか?」、「役者のあの動きはどのような意味があるのか?」など、粤劇初心者に向けた「知っておきたい粤劇入門知識コーナー」も用意されており、老若男女問わず、誰でも楽しめるようになっているのがうれしい。広東広しといえども、ここまで細かく、丁寧に粤劇について説明している場所はないであろう。
さらに同館ではオリジナルグッズの販売。ここでしか買えない粤劇グッズを購入することが可能で日本のお土産にピッタリだ。そのほかにも粤劇の舞台衣装を借りて写真撮影をしてくれるサービスもあり、ひと時、粤劇役者になれることもできるぞ。
中国「国家4A級旅游景区」に認定され、1995年、中国国家国務院より「ベストオブチャイナ」の栄誉ある称号を獲得した動物園。自然豊かな南山区の西麗湖のほとりに位置し、広さ約60万㎡を誇る園内には300種以上・1万頭羽以上の動物が生活をしている。中でも、2012年国際自然保護連合より「絶滅危惧野生保護動物」に指定されている「キンシコウ」や「ジャイアントパンダ」、「シベリアトラ」などの希少な動物は必見。また餌やり体験や、トラやライオンなどの猛獣が間近に迫る「サファリバス」のほか、サーカスやアシカ・イルカショーなども毎日開催しているので、一日中楽しむことができる。
また園内には4つのレストランや軽食、アイスクリームなどを販売する売店があり、気軽に休憩が取れる。さらに敷地内は緩やかな坂道が多いが、周遊トレインや電動スクーターも有料で利用できるので、体力に自信がない人でも心配無用。老若男女問わずに楽しめる動物園に出かけてみませんか?