週末行くならココいいね ~荔湾湖公園 / 華強北博物館~

昔ながらの広州の町並みが残る西関永慶坊観光エリアの癒しスポット「荔湾湖公園」。荔枝(ライチ)の木がたくさん植えられていることから「荔湾」の名がつけられたそうで、3分の2が4つの湖で占められている。湖の外周は木漏れ日通りになっており、涼みながら散歩が楽しめる。また、公園内には地元民が麻雀やトランプ、さらにはカラオケやダンスなどを楽しんでおり、その自由さに思わずほっこりしてしまう。さらに公園内の建築物は昔の広東建築様式で作られていて、遠くに見える中山八路のビル群とのコントラストが何とも言えない哀愁のある雰囲気を醸し出している。

また、公園内にある荔湾博物館や屋外で行われる粤劇ショーでは、西関エリアの歴史や文化に触れることができる。その自然だけでなく、様々な施設があるのであっという間に半日という時間を過ごすことができる。都会の喧騒を忘れられる空間でゆったり過ごすのも贅沢な休日になりそうだ。


「中国のシリコンバレー」や「ハードウェアのメッカ」と呼ばれる深セン。そのテック産業を支える多数の電子部品 や半導体の専門店が集まる街が「華強北」で、2008年中国電子商会より「中国電子第一街」の称号を授与された名実ともに中国最大の電子街である。そんな華強北の成長過程を、歴代のデジタル製品やゲーム感覚の体験型展示など様々な角度で楽しく紹介しているのが今回紹介する「華強北博物館」だ。2020年開館の比較的新しい博物館である。

館内は「発展」、「創業」、「創新」、「未来」の4つのエリアから成り、華強北が誕生し、現在の巨大マーケットに成長してきた変遷を紹介している。また80年代から2000年代までの歴代のデジタル製品を一挙に展示しており、中でも初代の携帯電話やラジオカセットレコーダーなどは、来場者の年代によっては当時の記憶を思い起こさせるような懐かしい気分になるであろう。中国№1を体感しに訪れてみてはいかがだろうか。

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