老舗店が集まる場所
僕たち広東に住む日本人の間で、もはや常識になってる
「アテンドに困ったら、西関へ行け」というフレーズ。
西関っていうのは、「広州酒家」をはじめとする
老舗広東料理店が集まる地区のこと。
この辺りの広東料理はまず、ハズレがないんだよね。
老舗だからといって、高級ぶってないんだよな。
どこも地元の広州っ子が気軽に通えるリーズナブルな設定になってるんだ。
どれを食べても満足
その中でも、ここは1938年創業の老舗のひとつ。
近代商業建築様式の〝騎楼〟造りで、なんと8階建て!
それでもピーク時は満席っていうんだから、どんだけ人気なんだよ…。
席についたら、店のオススメメニューを参考にオーダー。
よっしゃ、がっつり食うぞ!
まずは、食べ応えバッチリの豚のスペアリブ「堤子骨」(48元)。
見た目は酢豚だけど、甘辛いタレがジューシーなんだよな。
おっと、野菜もいっとかないと。
広東のソウルフード〝菜心〟を炒めた「生炒清遠菜心」(28元)。
塩漬けにした清遠鶏の皮のおかげで、塩加減が絶妙なんだよね~。
お~い、ビール持ってきて!
女性陣にウケがいいのが、「八宝椰子盅」(28元)というココナッツスープ。
ココナッツの器にエビやキノコがたっぷり入ってて、
中華風クラムチャウダーってとこかな。
これに、定番のエッグタルト
「招牌蛋挞」(28元/6個)を組み合わせるのがオススメなんだって。
ま、僕的にはこのタルト、もう少しサクサク感があるといいんだけどな。
そうは言ってもやっぱり、この地区はレベルが高いよね。
僕のグルメノート、西関で埋まっちゃうよ。
~広東ジャピオン2016年7月11日号~