中国の『笑っていいとも』
湖南テレビが1997年から放送している、芸術娯楽番組。
特技を持つ一般人や有名芸能人をゲストに迎え、毎回様々なゲームを行う。
日本でいうところの『笑っていいとも』。
98年には「第16回中国電視金鷹賞」の総合性文芸部門で作品賞を受賞、
このほかにも多くの受賞記録を持つお茶の間の人気番組だ。
何炅、謝娜、李維嘉、杜海涛、呉昕の5人メンバーとなったのは2006年。
面倒見が良く、まとめ役の李維嘉、気が強いおてんば娘の謝娜、
ポッチャリ体型でイジられキャラの杜海涛と、個性溢れる5人のコミカルな掛け合いが楽しい。
最近の放送では最終回を迎えた『爸爸去哪兒第2季』から、
W杯の男子体操競技金メダリストの楊威と、そのチームメイト・李小鵬家族が登場。
楊威の息子と李小鵬の娘が、
平均台や鉄棒のぶら下がり対決を行い、父親譲りの才能を披露した。
ホットな芸能人が出演
同番組にはこれまで、イーソン・チャン(陳奕迅)やフェイ・ウォン(王菲)などの有名歌手、
さらには海外の大物ゲストも参加。
ゲスト参加型の企画を中心としていて、「インディアンポーカー」の要領で、
額に貼られた紙に記された行動をしたら負けというゲームや、
演技かそうでないかを見分ける「真真假假」、
泡を使った科学実験と、創作ゲームが満載。
ほぼ毎回異なる企画が用意されているため、新鮮味があって楽しめる。
放送がスタートして17年、中国のお茶の間を楽しませ続けてきた老舗バラエティ番組。
有名人の素顔に出会えるのはもちろん、
気軽に挑戦できるレクリエーションがたくさんあるので、
中国人の友達とゲームして遊ぶ時に役立つかも!?
公開オーディション番組
日本で視聴者参加型の歌番組と言えば『NHKのど自慢』だが、
今中国で人気を集めるのは、
オランダのオーディション番組『The Voice of Holland』
の国内版『中国好声音』。
2012年7月にスタートし、その人気は留まるところを知らず、
すでに第3シーズンを迎えた。
番組構成は、中国の名だたる大物歌手4人が
、ステージを背にして座り、出場者の歌唱力を審査。
合格なら「I want you」ボタンを押してイスを回転、
自分の弟子にスカウトすることができる。
そして16人×4チームでリーグ戦を行い、
各チームの勝者4人を担当の審査員が指導、最終対決に挑むという仕組みだ。
ハイレベルな戦いが見物で、この番組への出演をきっかけに、
歴代の決勝、準決勝へと勝ち進んだメンバーたちが、続々と歌手デビューを果たしている。
お気に入りを見つけよう
ファイナルは公開で行われ、今回は昨年10月7日(火)、北京首都体育館で開催。
そして王者に輝いたのは、ヒット曲『山不転水転』で知られるナー・インとタッグを組んだ張碧晨。
実力派ロック歌手、ワン・フォンチームの帕尔哈提の人気も高く、
優勝候補と予想され、惜しくも決勝戦で敗退した。
リーグ戦で展開する同番組では、
自分のお気に入りのメンバーを決めて、応援ができる。
毎回のステージで、出演者と一緒になって一喜一憂できるのが醍醐味だろう。
全国からオーディションで選ばれた実力派たちのステージは、
どれも聴き応えたっぷり。
期待される第4シーズンは今年6月頃の予定とか。
未来のスターを一緒に発掘しよう!
~広東ジャピオン2015年3月9日号