便秘にドラゴンフルーツ
見た目の派手さが印象的な南国の果物、ドラゴンフルーツ。
果皮が龍のウロコのように見えることから、この名が付いた。
果肉は柔らかくサクサクの食感で、サッパリとした淡白な味を特徴とする。
ドラゴンフルーツは、ナトリウムの排出を促すカリウムを多く含むため、
高血圧予防効果が期待できる。
また、葉酸も比較的多いので、妊娠中や貧血気味の人にオススメだ。
さらには、果実1個にゴマ状の種子が数千~数万個も入っており、
これらを食すことで、腸の運動が促進され、便秘改善に役立つのだとか。
中医学では、皮の赤い部分は、
心を安定させる効果があると言われ、思春期の子どもに進められる。
そのほか、実の白い部分は、肺に作用し、咳を抑える効能もあるのだそう。
中国の一般家庭では、ドラゴンフルーツは食物繊維が多く、
便秘解消に有効な果物として知られる。
そのまま食す以外に、ミキサーにかけ、
牛乳とハチミツを加えてジュースにして飲まれることも多い。
ただし、ブドウ糖の割合が高いため、糖尿病の人は摂取量に注意が必要だ。
食物繊維たっぷりのドラゴンフルーツ。
食後のデザートに取り入れ、便秘知らず、ツルツルお肌を目指そう。
~広東ジャピオン2015年6月08日号