まだ見ぬ名店を求め
この前、宝安区の西郷に取材があったんやけど、予定の時間より早く着いてもうたんや。宝安区の西郷は、すこしローカルな雰囲気漂う場所で「こういったところに名店あり」と感じたわては、絶品ローカルグルメを探すべく散策してみたんや。そしたらなんと探索して5分、美味そうなローカルレストランを発見したで!
罐罐面に首ったけ
今回潜入調査したのは、罐罐面が看板メニューの「麥香園罐罐面」。これまで色々な麺を食べてきたけど「罐罐面」って聞いたことがあらへん。百度で調べてみたら「四川省の伝統小吃」って紹介されていて「四川にいた時、こんな麺食ったことないな~」と中国の麺道の奥深さを感じてもうたで。さてメニュー表を見てみると、鶏、牛、豚や鴨など、色々な具材があるようで、全部で22種類もあったわ。最初は「オーソドックスな鶏やな」と思い「家鶏罐罐面」(16元)を注文したで。
この罐罐面、一般的な麺とは違い、小さな壷に入っているんや。「砂鍋(日本で言う鍋焼きうどん)」のようだけど、麺の形状がちょっと違う。でも、味は間違いなく日本人好みやな。あっさりした白湯スープ、具材も鶏のほかに野菜がふんだんに入っていて栄養満点や。それに付け合せのザーサイとピーナッツのおかげで、味に変化も加えることができるんやで飽きがきにくいわ。
四川名物らしいけど、全く辛さはなくどっちかというと広東風味。ここだけでなく、ほかの場所でも罐罐面の専門店があるみたいやから、今度見つけたら行ってみるで~。
~広東ジャピオン2018年5月21日 502号~