帰ってきた広東モウマン隊~(広州) 薬洲遺址 その53

411帰ってきたモウマン隊。1

北京路を少し離れて

 

北京路の散策は面白いよな~、弟君。

面白い? 美味しいの間違いでは?

あっちで「鶏蛋仔」を頬張り、こっちで「牛雑」をパクリ。

もう十分だろうと思ったら、スイーツ店で「楊枝甘露」を3杯も!

隊長は、情緒や風情といった言葉とまったく無縁ですね。

えへ、そうかな?

褒めていません…。隊長の相手をしていたら疲れました。

どこかいい休憩所を知りませんか?

ならば、情緒や風情と無縁の俺が素晴らしい休憩スポットへ案内しよう。

 

 411帰ってきたモウマン隊。2

 奇石を眺め小休止

 

こんな場所に休憩スポットがあるんですか?

あるよ。あっ、あれがオススメスポット「薬洲遺址」だ。

別名「九曜園」といって、

10世紀の五代十国時代の南漢に建てられた庭園なんだ。

園内には池もあり、〝九曜石〟と呼ばれる奇石があるぞ。

北宋末の文学者で書家・画家・収蔵家でもある

米芾(べいふつ)の五言絶句が石に刻まれてるんだ。

すごく歴史があるんですね。

それに、街中にこんな静かな場所があるとは驚きです。

ちょっと座ってボッ~としてたら、

いつの間にか夕方…なんてこともあるぞ。

日常を忘れ、リラックス。

そんな時間の過ごし方、ステキです。

あっ、北京路で「双皮奶」食べるの忘れた!

急いで戻ろう。

この人の前では、情緒や風情が霞んで見える…。

 

411帰ってきたモウマン隊。3

 

~広東ジャピオン2016年7月25日号~

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