つかの間の春

ようやく春らしくなった広州。「こんな天気が良いのは今だけ。回南天になる前に遊んでおこう」と嫁の思いつきから、週末は郊外の観光スポットへ連れ回されるわて。各スポットを遊びまわり、帰ってくるのはいつも夕方６時ごろ。「この時間からご飯を作るのはめんどい」と大衆点評マスターの嫁は前もって行きたい中華レストランを予約。わてと同様、食に対するあくなき執着心を遺憾なく発揮してたで。

広州の人気飲茶店

そんなこんなで３月は、ほかの月より外食が多いＹ家。その中でも「ここは良かった」と思ったのが、今回紹介する飲茶店「㸃满籠」や。オススメ料理はたくさんあるけど、透き通った皮の中に様々なキノコがびっしりと入った点心「黒松露野菌餃」（20元）はイチオシやで。黒トリュフの香りが幸福感を増幅させてくれるヘルシーな一品で、ダイエット宣言している嫁にはピッタリのようやったわ。またパリパリの皮にプリプリのエビが入った春巻き「鳳尾鮮虾炸春卷」（32元）は、わてお気に入りの一品。これとビールがあれば一日の疲れなんて一気に吹き飛ぶわ。あと、飲茶店には珍しいけど「四川担担面」（26元）もよかった。固めの麺とゴマの味がしっかりとし辛すぎない濃厚スープ。器が小さめなのでマッハで食ってもうたわ。

味よし、値よし、品数多しの三拍子が揃った満足のいくレストラン。広州で好きな飲茶店はあるけど、ここもそのひとつになったわ。