深センで新たな人生をスタート
楽山孝志さん
「深セン紅鑽」で3年間プレーしました。
引退後も深センを拠点にサッカーと関わっていきたいと思います。
プレーを通じ国を見たい
地道に中国語の勉強も
3年前、ロシアから帰国した楽山さんに、中国行きの話が舞い込んだ。
元々サッカーを通じてその国を見てみたいという思いが強く、
トルシエ監督の就任間もない「深セン紅鑽」に入団。
3年間の選手生活を送ることになった。
当初は、同時期に契約した巻選手と行動を共にすることが多く、
中国人選手とは隔たりがあった。
しかし、中国語の勉強を始め、コミュニケーションができるようになると、
距離が一気に縮まったという。
「本当に親身になって助けてくれるので、
困っていたことがすべてクリアになりました」と振り返る。
深セン紅鑽で3年間レギュラー選手として活躍した
深セン暮らしに愛着
子どもの夢をサポート
中国香港も近く気候が温暖な深センが、肌に合った楽山さん。
昨年末に現役を退いた後も、深センを拠点に新しい人生を歩むことを決意した。
先日は、深セン日本人学校を訪れ、
約120人の子どもたちとサッカーを楽しみ、「夢を持つことの大切さ」を伝えた。
深センでは、子どもが運動をする場が少ないことから、
今後は少年サッカーの指導やプロの育成にも携わりたいと考えている。
「いずれは監督など、プロの現場にまた立てるようになりたいですね」と、
楽山さんは次の目標に向かい、新たなフィールドで力強く羽ばたき始めた。
好きな言葉 人事を尽くして天命を待つ
出身地 富山県魚津市
出没エリア 酒菜屋
生活満足度 ★★★★
~広東ジャピオン2014年3月17日号