広東モウマン隊~(広州) 広東省博物館 その62

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広東の魅力を知る

花城広場の宝箱

 …ふう、昼からちょっと食べ過ぎたなぁ。

 「花城匯」には、日系も含めていろんな国のレストランがあるから、また来たいですね。

 地下迷路みたいで楽しいよな。さて、腹ごなしに花城広場を散歩しようか。

 ここからだと広州タワーが真正面に見えますね。

 ん? この黒いブロックみたいな建物は、「広東省博物館」なんだね。

猫 ちょっとのぞいてみるか。

 ふうん、この建物は、古代の宝箱をイメージして設計されたみたいですよ。

 これは透かし彫りなのか。古代のデザインって意外とモダンだなあ。

 そうですね。建物の中は吹き抜けになっていて、開放的な雰囲気ですよ。

 へえ、中国四大硯のひとつ、「端渓硯」の石って、

猫 広東省の肇慶市が産地だったんだね。

 「端渓硯」の専用展示コーナーもありますよ。唐代初期から、

猫 硯に最適な石として有名だったんだ…。

 石の粒子が細かいから、墨が滑らかに磨れるのか。

猫 石の模様もユニークで、美術品として珍重されていたんだね。

 

307モウマン隊-メイン

大迫力の恐竜の骨格標本が並ぶ

 

老舗の製薬会社

 こっちは自然科学のコーナーか。広東で採れる薬草が展示されてるぞ。

 亜熱帯気候ならではの薬材も多くて、「広薬」と呼ばれてるんですね。

 お、漢方ドリンク「王老吉」のメーカー、「王老吉薬業」って、

猫 1828年からあるんだなぁ。

 「陳李済薬業」はさらに古くて、何と1600年創設ですよ!

 へえ! 現在操業している製薬工場では、

無 世界最古っていうギネス記録を持ってるんだってさ。

 漢方が生活に根付いている広東は、製薬会社も老舗が多いんですね。

 うん。漢方茶の「涼茶」も、数百年の歴史があるって言われてるもんな。

 わ! こっちには恐竜の骨格標本がありますよ。

 おお! 息子が見たら喜びそうだなぁ。

 広東省の河源市は〝恐竜の故郷〟と呼ばれているんですね。

猫 恐竜の卵の化石が1万数千個も見つかったんですって。

 まさに恐竜王国だねぇ。

 広東省って、自然から文化まで、本当に色々な面白さがあるんですね!

 

307モウマン隊-虫眼鏡

古代の宝箱を模した博物館の外観

 

moumantai-nekota ロケーション ★★★★

周辺環境 ★★

お得感 ★★★★★

広東を知れる度 ★★★★

 

 

★info★

住所:広州市天河区珠江新城珠江東路2号

営業時間: 9時~17時(月曜閉館・入場時に要パスポート提示)

TEL:020-3804-6886

アクセス:地下鉄「珠江新城」から徒歩約10分

 

~広東ジャピオン2014年6月2日号

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