広東をもっと知りたい
弟 隊長~、有名な場所もいいですけど、
たまにはマニアックで地元感満載の所にも連れて行って下さいよ~。
もっと広東文化に密着したいんです。
無 おっ~、弟君も広東マニアになってきたな。
もう俺と〝差不多〟だな。
弟〝差得多〟ですが、隊長ほど下品でもないし、非常識でもありません!
無ひどい、そこまで言わなくても…。
弟 隊長にはこれぐらいがいいんです!
今も息づく西関文化
無 弟君、昔はもっとやさしかったのに…。
弟 ごめんなさい。ちょっと言い過ぎました。
無 年上に敬意を払わない人は、許しません!
弟 うっさいな~、すいませんって言ってるやろ!
無 ひぃ~。「西関大屋」に連れてってあげるから、許して。
弟 西関大屋?
無 一見、普通の民家が集まる小区(居住地区)と思いきや、
実は清時代の豪商たちが暮らしていた地区なんだ。
住居からは、その名残が感じられるぞ。
さらに、広東マニアの心をくすぐるのは、
今でもその一帯で一般市民が普通に生活しているってことかな。
小陰でおじいちゃん、おばあちゃんが井戸端会議や麻雀を楽しむ。
そんなのどかな風景が広がるほのぼのスポットだぞ。
弟 さすが隊長! 僕の気持ちわかってる~♪
無 じゃ、その前に「茘湾博物館」で、西関地区の歴史を予習しますかな。
~広東ジャピオン2016年7月11日号~