奥深き陶器の世界
無 中国生活が長いと、ついつい増えちゃうものがあるんだ。わかるかい?
弟 ズバリ体重ですね。隊長のお腹を見れば、わかります。
無 そう、そう、この幸せいっぱいの~って、違うわ~い!
弟 うわ、いいおっさんがノリ突っ込み…。
無 なんて冷たい目。答えを言う気なくすな~。
弟 じゃ、言わなくて結構です。
無 いや~、そんな風に言わないで~。答えは陶器です!
500年以上の歴史
弟 陶器って、そんなに増えるもんですか?
無 普通は生活に困らない程度あればいいんだが、
ある場所に行くと、ついつい買いたくなるんだよ。
弟 どこですか?
無 佛山にある「南風古灶」だ。
明代に建設された全長32㍍の登り窯がある場所で見ごたえバッチリだぞ。
今でも使われているそうだ。
弟 へ~、そうなんですか。知らなかったです。
陶器の都と言えば、景徳鎮しか思い付かないですが、
そんな場所が近くにあるなんて驚きです。
無 だろ? 周辺には、ジブリ作品に登場しそうな喫茶店や雑貨屋さんがあって、
これも自撮り好きの女子たちの心をグッと掴んでいるんだよ。
弟 なるほど、そんな場所で売っている陶器なら、
ついつい買いたくなってしまいますね。
無 そうなんだけど、理由はそれだけじゃないんだな。詳しくはまた来週~。
~広東ジャピオン2016年11月21日号~