ジャピオン編集部オススメ! 週末行くならココいいね

敷地面積は東京ドームの235個分。「世界最大の都市型湿地公園」と謳われ、中心区から車で20分で行ける都会の癒しスポットがこの「海珠国家湿地公園」だ。園内には835種の植物、183種の鳥類、535種の昆虫、60種の魚類が暮らしており、多種多様な生態系を形成している。

同園は週末になると、レジャーグッズや虫取りアミなどを持って遊ぶ子どもや季節の花々を観賞しようと散歩する睦まじい老夫婦など、様々な人たちで賑わっている。園内の遊歩道はしっかりと整備されていて歩きやすく、自動販売機やカフェスペース、ベンチなども完備されているので、ピクニック気分で気軽に来ても大丈夫だ。

また、園内はエリア毎でテーマが決められており、栽培されている植物も違うところも特長。5月中旬~6月頃はハスが見所なので、「緑心湖」エリアに行くことをオススメする。中心区に住んでいると中々自然に触れ合う機会も少ないので、たまには緑あふれる空間で開放的になりませんか?

晋時代(331年)に歴史の舞台に登場。深セン市の前身である「宝安県」になった際は行政管理機関や海防要塞が建設され、深セン、中国香港、中国マカオ地域の海上交通・貿易の集積地として栄えた「南頭古城」。約1700年もの雄大な歴史を持つ数少ない深センの名所旧跡だ。

現在は当時の祠堂などは修復され、またこの地で発掘された遺跡や変遷などを展示する8つの博物館を無料開放し、誰でも自由に見学できるようになっている。そのような貴重な文化財が多く残ることから、1988年、深セン市政府より1「深セン市文物保護単位」、2018年には「深セン十大特色文化街区」の1つに認定された。

また同エリアは2019年に再開発され、アート施設やセレクトショップ、カフェ、中国及び各種外国レストラン、バーなどのほか、宿泊施設もオープンし、モダンな一大商業エリアへと生まれ変わった。また週末や祝日などには、物販販売や工芸体験、音楽イベントなど様々なイベントを開催し、新たな文化を発信している。歴史と現代が調和した街へ出かけてみよう。

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