香ばしい蒲焼きのタレが浸みたひつまぶし。お茶漬けなら何杯もいけそうだ
鰻料理、予約受け付け中
古来より夏のスタミナ食材として、多くの日本人に愛されている「鰻」。
南山区にある「蕎上人」では手打ち蕎麦と活鰻を看板に掲げ、
本場・日本に負けない鰻料理を提供する。
同店自慢の活鰻は、東京の老舗店と同じ、福建省の専用養殖場で育てたもの。
水質、エサなどに細心の注意を払い育てられた鰻は、適度に柔らかく、臭みがない。
その鰻を白焼きにしてから蒸し、秘伝のタレに浸けて香ばしく焼き上げるので、
皮はパリッと、身はふっくら柔らかく、さすが看板メニューと頷いてしまう。
「鰻重(極上)」(198元)を注文したくなるが、ここは暑さを和らげるのに
ひと役を買う「鰻とろろ冷やし蕎麦」(95元)をいただこう。
彩り良くトピッングされたネギや大葉と、自家製の麺つゆが涼しさを演出する。
旬の肴には美酒を
毎週火・金曜は長崎より新鮮な魚介類を入荷。
今なら、旬の真アジがイチオシという。
「真あじ刺身」(108元)を肴に冷たい酒を一杯、誰もが羨むシチュエーションだ。
同店では日本酒、焼酎合わせて約30種類を用意。
さらに7月には鰻と相性抜群、長野県の地酒「真澄」(330元/720㍉リットル)が
仲間入りを果たした。あっさりとした辛口で飲みやすく、
昨今流行りの〝食中酒〟として人気があるそうだ。
旬の食材をいただき、四季の移ろいを楽しむ。
そんな小さな幸せを噛み締めてみては?
info
住所:深セン市南山区南海大厦1階(中油陽光大酒店隣)
TEL:0755-8625-0406
営業時間:11時~14時、17時~23時
席数:80席、個室6
予算:165元
~広東ジャピオン2015年7月13日号