料理のほかに、
唎酒師の資格を持つオーナーが選ぶ日本酒を楽しむのも醍醐味のひとつ
食材で四季を感じる
今年1月、珠江新城にオープンした「栄 兄弟船」。
日本から仕入れた旬の海の幸をメインに、
四季が感じられる料理を提供する日本料理店だ。
同店を訪れた人々は、「もう一度来店したい」と口をそろえ、家路につく。
素材の良さ、料理人の技術だけでなく、
そのポテンシャルを引き出すための努力が、そう言わしめるのだ。
五島列島の「ハマチ」は大分のカボス胡椒、
「活け〆ミル貝」には岩塩を削って作った雪塩のように、
それぞれの料理に合う調味料を用意し、
オススメの食べ方をスタッフがアドバイス。
すべては「おいしい」の一言を聞きたいがため。
また、オーナーが「うちの〆は握りだよ」と耳打ちしてくれる。
鮮度、職人の腕、心配り、すべてに自信が漲るからこそ言えるのだ。
料理に国境なし。
誰もが笑顔になるため、「兄弟船」は、歩みを止めない。
そんなこだわりと真心あふれる同店で、今宵は冬の味覚を楽しもう。
~広東ジャピオン2016年2月1日号