京料理の真髄に触れる
「京料理を中国でも楽しんでほしい」。
そんな思いが詰まった日本料理店が、3月3日(金)、オープンした。
店名は「浅野匠的厨房」。
マンションの一室を改築したこぢんまりとした完全予約制の料理店で、
知る人ぞ知る隠れ京料理店である。
同店の厨房を取り仕切るのは、
この道数十年の日本人料理人、浅野氏。
「自分の目で見たものしか信用しない」という同氏は、
日々市場へ赴き、食材を調達。
鮮度抜群の魚介類を活きたまま仕入れ、調理を行う。
今の時期なら、鯛が絶品。身のしまり、脂の乗りどちらも申し分なく、
「活造り」(148元)でいただいて欲しいと語る。
そのほかにも、旬の素材を使った
「298元」、「398元」、「498元」の3つの会席料理も用意。
一品ごとに、浅野料理長の情熱がこもっている。
羅湖の夜景を眺め、美味い料理をつまみながら、美酒を飲む。
そんな極上のひと時が「浅野匠的厨房」にはある。
~広東ジャピオン2017年4月24日号~