潮汕火鍋は美味しい

寒くなってきたこの時季、Ｙ家が砂鍋粥以外に好んで食べるのが火鍋。火鍋と言うと激辛が特長の重慶火鍋を連想する人が多いかと思うんやけど、激辛ではない火鍋もあるんやで～。それが潮州名物の牛肉鍋。いわゆる中華風しゃぶしゃぶで牛骨を使ってダシを取った鍋スープが魅力の料理なんや。あっさりとしていて食べやすく、日本人にはピッタリやと思うで。若いころは重慶火鍋を好んで食べていたんやけど、年を取り、身体が激辛に対応でなくなって以降、この潮州牛肉鍋を食べるようになったんや。広東では人気の料理で街中に専門店がたくさんあって、簡単に食べられるのがいいよな～。

本当の主役はスープ

多くの専門店がある中でＹ家が良く行く店が「八合里」という専門店。この店は調味料コーナーにある薬味が多く、揚げニンニク、刻みネギ・セロリ、パクチーのほかにスダチもあるのがいい所。嫁はサッパリ味が好きなので「スダチがあるのはポイントが高い」とお気に入りになんや。

またこの店は牛肉のクオリティも高く、「嫩肉（ランプ）」、「吊龍（サーロイン）」、「五花肉（バラ）」といった部位の肉はどれも美味しいと思うわ。それに野菜や豆腐など具材の種類も豊富で、栄養バランスの良い食事が楽しめるで。あと忘れちゃいけないのが締めに楽しむ鍋スープ。牛肉や野菜の旨味がしみ出たスープは絶品で「これを飲むために具材を食べている」と言っても過言ではないほどの美味しさ。みんなも行った時は絶対に薬味を入れて、鍋スープを楽しんでや～。