美容と痩身にハスの葉茶

 

日本でハスと言えば、

主に観賞用として知られるほか、

地下茎のレンコンは煮物や天ぷらとして食される。

 

中国では、古来、

葉の部分をお茶として飲む習慣があり、

世界三大美女に数えられる楊貴妃も

美肌とダイエットのために愛飲していたとか。

なお、このお茶には鎮静作用も認められ、

自律神経の乱れを治し、

深い眠りが期待できる。

 

中国医学では、

利尿作用と共に身体の湿気を取り除くとされ、

夏の暑さによるめまいやむくみ、

下痢などに効果を発揮すると言われている。

また、血流を良くし、

血液中の脂肪分や悪玉コレステロールなど、

老廃物の排泄を促すのでダイエットにはもちろん、

アレルギーや肌荒れをしやすい人に最適とされている。

 

中国には、

盂蘭盆や一部の仏教宗派の祭礼の供物として、

ハスの葉を蒸したものに塩を加えて軟らかくし、

刻んでご飯と混ぜた「蓮飯」などがある。

一般的な家庭料理としてはチマキに使われるほか、

粥などにも入れて食される。

ただし、強い排泄作用があり、

妊婦の場合、

必要となる栄養まで排泄してしまう可能性があるため、

摂取を控えるのが望ましい。

 

湿気や暑さによる体調不良などに悩んでいる人は、

手軽に取り入れられるハスの葉茶で、

リフレッシュしてみては。

 

～広東ジャピオン2014年7月21日号