広州のバイオ医薬産業
成長速度は年平均10%
広州市黄埔区に関する「広州開発生物医薬産業発展実施意見細則(改訂)」が最近公布。関係部署は2023年1月9日の有効期限を設け、バイオ技術、バイオ製薬、現代漢方薬、科学薬、医療機器、生物医学プロジェクトなどバイオ医薬領域の研究開発および生産サービスを行う主要な会社を支援することがわかった。
広州市生物産業連盟秘書長の李予強氏によると「広州市のバイオ医薬産業は年平均10%程度の成長を続けており、企業数は全国3位、2023年のバイオ薬と高度医療機器の産業規模は6000億元を超える見込み」だという。
広州市にはフォーチュン500入りを果たした広州医薬集団有限公司(広薬集団)をはじめ、上場企業が50社近くあり、2020年以降8社が新たに上場している。19年~21年にかけて、広州のバイオ医薬企業数は3800社から6400社余りまで増加した。(3月8日)
国営企業資産総額
5兆5000億元
広州市人民政府国有資産監督管理委員会は最近「広州国営企業改革3年行動」の任務達成率に報告。同報告によると、現時点での達成率は90%を超え、国および省が規定する年度目標を前倒しで実現したことを明らかにした。
3年行動実施方案の公布以降、広州の国営企業は、再編・合併・資本移転により、自動車、金融、バイオ医薬などの重点領域へ資産を集中。現在、すでに50%の国営資産が前述の重点領域に集まっている。
戦略的再編および専門化を果たした広州工業投資控股集団有限公司は、国営企業の広州鋼鉄集団、万宝集団、万力集団、広智集団が再編されたもので、ここ数年で赤字から黒字へ転換。直近2年のグループ営業収入は2桁成長を遂げている。(3月8日)
デジタル経済の発展で
女性の就業・起業機会増加
阿里研究院と中国就業形態研究センターが最近「デジタル経済および中国女性就業創業研究報告」を発表。デジタル領域で、女性の起業・就業機会が5700万に達したことがわかった。
同報告によると、デジタル経済の発展は女性の労働参加を高め、特に低学歴女性の就業数を増加させた。職種は淘宝店主約2358万人、ライバー約1244万人、オンライン廃車運転手約136万人、出前配送員18万人などである。出前配送員は4大都市に多く、会社員の副業が34・38%、8割超が既婚又は子持ちで、高評価を獲得している。(3月9日)
広州市の汚水処理計画
汚水処理率99%が目標
広州市水道局は3月8日(火)、「2035年までの市内汚水処理に関する計画」をネット上で発表。同計画によると、広州市水道局は33年までに広州全市97カ所に汚水処理場を建設。さらに、全市の汚水処理率を99%にし、汚濁物質の無害化を100%にするとことを目標にしていることが判明した。
広州市では現在、64カ所に汚水処理場が建設されており、汚水処理率は98%に達している。関係者は「無害化した汚水は、都市緑地化に必要な散布水や工業用水として利用されている。2035年までにより完璧な汚水処理のシステムを構築し、限りある資源を有効に利用できるようにしていきたい」と語っていた。(3月9日)
2月の広汽トヨタ
販売台数、過去最高
広州日報によると、広汽トヨタ有限公司の2月小売販売台数は昨年比4・3%増の5万3000台に達し、2月の中で過去最高の実績となった。また1月の小売販売台数は昨年比11・3%増の9万9900台であったという。
同公司はこれまで省エネ、脱炭素を目指すべく、より性能が高いハイブリッド車の研究を行い、生産、販売を行ってきた。「現在、世界中で新エネルギー車は高い要求を求められてる。我々はこれを大きなチャンスをとらえ、研究、開発を行い、様々なニーズに応えてきた。それが今回の阪大台数が爆発的に増えて要因のひとつと考えている」と関係者は語っていた。(3月10日)