今週の広東ローカルニュースを紹介

横断歩道で歩行者優先

深センで9割以上達成

深セン市交通警察局が最近発表した統計では、車が歩行者に道を譲るマナー率は9割以上に達したという。

近年、深セン市では交通マナー向上に取り組んでおり、横断歩道においてドライバーが歩行者に道を譲るのが常態化してきたという。

深セン市交通運輸委員会、交通警察局らは2012年より「横断歩道で道を譲ろう、私からマナー行動」キャンペーンを実施し、市民に交通ルールの遵守を訴えた。また、2019年には「深セン経済特区道路交通安全違法行為処罰条例」が大きく改変され、「歩行者へ道を譲らない交通違反行為に関する罰則」を新たに追加。ドライバーが歩行者に道を譲らなかった場合、減点3点と500元が科せられることとなった。

深セン市交通警察局の責任者は「横断歩道での一時停止はマナー問題だけでなく、交通事故の発生減少にも繋がる」と語る。(5月12日)


番禺区ワクチン接種

100万人突破

 広州市番禺区の新型コロナウイルス感染症ワクチン専任チームは、5月10日(月)14時までに、番禺区のワクチン接種総数が100万494回に達し、広州市で初めて100万回を超えたと発表した。区全体の接種人数は77万1540人で、接回数および人数ともに、市内首位だという。

番禺区では区民がワクチンを接種しやすいように19カ所の固定接種場所以外に、医療機関の要請に応じて医療スタッフが現場に出向いて接種を実施。健康管理センター、婦幼保健院、中医院、第五、六、七、八人民医院などへ3000人を超えるスタッフが派遣されたという。また、移動車両によるワクチン接種もいち早く導入し、様々な措置で住民に便宜を図っている。(5月11日)


世界e‐スポーツ大会開催

市が大湾区での開催を推進

 広州市e‐スポーツ協会が主催する「第1回WUVIC(世界UHDビデオ・インダストリー大会)」が5月8日(土)~10日(日)、越秀区流花展貿中心で開催。会場にはe‐スポーツ新技術展示、撮影エリアなどのブースが用意され、e‐スポーツ発展の歴史や業界の魅力を紹介した。10日には大会の初優勝者が誕生した。

iリサーチの統計によると、中国は世界最大のe‐スポーツ市場で、昨年の競技人口は5億人、市場全体規模は1450億元を超えていrるという。また広州市はe‐スポーツのイノベーション支援、助成金給を行っている。(5月11日)


母の日消費ランキング

深センが全国一位

深セン晩報によると、5月9日(火)の「母の日」、深セン市の消費支出は全国一位にランクイン。各大手電機メーカーとデリバリープラットフォームのデータによると、母の日のプレゼントとして最も選ばれたアイテムは「花」であり、深セン市における今年の予約数はバレンタインデーの6倍であったという。

ECサイト「京東」のデータでは、母の日のプレゼント購入者は男性より女性の方が多く、購入者の5割近くは26歳~35歳であったという。また、都市別にみると、深セン、広州、成都、西安、蘇州が「母の日消費ランキングトップ5」に得らばれ、同臣民たちは母の日を重視していることがわかった(5月10日)


全国人口国勢調査

広東省は全国トップ

中国国務院が5月11日(火)、「第7回全国人口国勢調査」の結果データを発表。同データによると、2020年11月1日、0時の時点における広東省の人口は1億2601万2510人であり、中国31省、自治区、直轄市(ただし中国香港特別行政区、中国マカオ特別行政区、中国台湾地区は含まず)の中で、最も多いことが判明した。

また同データには、広東省の人口の年齢構造も紹介。それによると、0~14歳までの人口比重は18・85%、15~59歳までは68・80%であった。また、60歳以上は全国平均より6・35%低い12・35%であったこともわかった。(5月12日)

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