名句UPマンダリン~ フランソワ・ラブレー 第13回 

 

解説

ルネサンスを代表する作家、ラブレー。

今回の名句が登場する彼の著書『ガルガンチュワとパンタグリュエル』は、

当時の大学や教会など、既成の権威を風刺した内容を含んでいるとして、

禁書になった。今回は句自体に難しい解釈はないが、

中国語では「只是zhi3shi4(ただ~に過ぎない)」の表現が使われ、

良心なき知識の無意味さがより強調されている。

また、知識が「科学ke1xue2」と訳されていることにも注目。

日本語と同じ「サイエンス」のほか、「知識」、「学問」の意味も持つのだ。

 

~広東ジャピオン2013年7月15日号

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