農村の女の子の日常、労働を分かち合う喜び
作曲者の谷建芬は、日本の大阪府生まれの中国人。
1998年に制作した『那就是我』は、
中国で優れた音楽作品に与えられる「晨鐘奨」を受賞した。
ストーリー仕立ての歌詞に軽快なメロディが加わり、
子どものお遊戯の曲にもよく使われる。
後半に出てくる「噻籮籮哩(サイ・ルオ・ルオ・リ)」の掛け声は、
そのノリの良いテンポから、つい口ずさんでしまう、魔法のフレーズ。
中国人の知り合いとカラオケに行った時に合いの手として使ってみるのもいいかも。
ちなみに歌詞は、
「女の子がキノコ狩りに行き、獲ったキノコを売って、釜とキャンディを手に入れる。
そして新たな仲間を連れ、再びキノコ狩りに出かける」と続く。
世界中の幸せを祈って、ポカポカのお日様を
作詞者の李氷雪は1975年生まれ。
遼寧省鉄嶺市出身で、7歳の頃から自身で作った詩を発表し始め、
10歳の時に作ったのが同作という。
これに作曲家の王赴戎と徐沛東がメロディを付けると、
瞬く間に全国へ広まった。
また95年当時、最年少で同省の作家協会の会員に入る。
彼女の作品は、『当代少年詩人詩選』や『中国小詩人詩選』など、
数多くの教科書に収められている。
2番では「寒くて暗い世界を、太陽で明るく照らそう」と歌っている。
子どもらしい素直で創造性溢れる詩が、心にジーンと響く。
サビの「啦啦啦種太陽♪」はアップテンポで覚えやすいので、
中国語の歌は…と躊躇している人は、ココから挑戦してみては?
~広東ジャピオン2014年5月19日号