身体潤すパイナップル
南国フルーツの代表格として知られるパイナップルは、果汁が多く、
爽やかな酸味と甘みを特徴とする。
生食のほか、ジャムや缶詰、ジュースなどに加工されたものも流通している。
パイナップルは、糖質の分解を助け、
代謝を促すビタミンB1を始め、ビタミンB2・C、クエン酸が豊富で、
疲労回復や夏バテ、老化防止効果が期待できる。
また、肉を柔らかくし、消化を助けるタンパク質分解酵素・ブロメラインを含むため、
胃もたれを防ぎ、胃腸の健康を保つとされる。
中国でパイナップルは、熱中症対策として、夏場によく食される。
身体に潤いを与え、血行を改善するため、
乾燥肌や更年期による肌荒れ予防にも一役買う。
中国では、「酢豚」などの料理で、パイナップルを取り入れている。
そのほか、消化不良の改善目的で、オレンジとパイナップルの果実を絞ったものを、
ハウスダストアレルギーの症状緩和には、
ハチミツと一緒に煎じたものを飲む習慣があるそう。
なお、未熟な果実に含まれるシュウ酸カルシウムは、
消化不良や口内炎症を引き起こす恐れがあるので、熟したものを選ぼう。
肌を潤し、消化を助けてくれるというパイナップル。
美容が気になる女性にオススメの果物だ。
~広東ジャピオン2014年8月25日号