東莞で宮崎料理を発信中
木村潤一郎さん
東莞に来て丸4年です。
店のメニューに宮崎料理を取り入れています。
多くの人に食べてもらいたいですね!
未知の世界、海外で挑戦
日本から飛び出す
東莞市東城区の日本料理店で、料理長を務める木村さん。
料理人の父の背中を見て育ち、
日本にいた頃も、飲食店の厨房で働いたり、
高校の調理科で指導をするなど、調理関係の仕事に携わっていた。
しかし、時間に追われ、同じことを繰り返す日々に行き詰まりを感じるようになる。
未知の世界である海外で挑戦したいと思い立ち、向かった先が東莞だった。
中国では、調理の方法にしても、食材の仕入れの状況にしても、
日本のやり方が通用しないことに苦労をした。
4年経った今でも、試行錯誤の連続だという。
明るいスタッフたちが出迎える木村さんの店
人と会うのが楽しみ
宮崎の味を届けたい
木村さんの一番の息抜きは、休日に人と会うことだ。
中国香港の宮崎県人会や、
深センの同年代の日本人の集まりに参加するのが楽しみだという。
同じ問題にぶつかっている人の話を聞いたり、
悩みごとの相談にのってもらったりと、励まされることが多い。
今後の夢は、ふるさと宮崎のご当地料理を大勢の人に食べてもらうことだ。
既に店のメニューには、チキン南蛮を始め、
地鶏の炭火焼き、冷や汁などが並んでいる。
「海老レタス巻きや、ちゃんぽん、宮崎発祥の辛麺など、
ほかにはない料理も置いてます」と、
宮崎の味の伝道者として、木村さんは今日も腕をふるっている。
好きな言葉 味は、心を映す
出身地 宮崎県高鍋町
出没エリア 深セン(梅かすみ・魔女屋など)
生活満足度 ★★
~広東ジャピオン2014年2月17日号