世界で日本語を教えたい
広州歴1年8カ月のえあぽーとさんが登場。
趣味は、箏、音楽鑑賞、カメラ、1人で旅行をすることです!
6年間日本語を研究
恩師の言葉に影響され
広州市内にある大学の日本語学科で、
教鞭を執っているえあぽーとさん。
大学、大学院時代の6年間は日本語を専攻し、
方言や古辞書の研究、散逸した書籍の集成など、
日本語一色の生活を送っていた。
しかし「もともと、国語は好きじゃなかった」という。
そんなえあぽーとさんが日本語教師を志したきっかけは、
高校時代、現代文の先生が言った
「〝おい、お前〟、〝何? あなた〟。
たったこれだけの会話で、2人の年齢、性別、
関係性が分かるのは日本語だけ」という言葉。
その時、日本語の面白さに気づいたそうだ。
日本語学科の生徒たちと、餃子パーティーでの1枚
勉強熱心な生徒たち
次は英語圏で教えたい
生徒について尋ねると、
「最初、日本の大学生をイメージして行ったら、面食らいました」との答えが。
「すごく勉強熱心で、教科書は既に各自で勉強してあるから、
日本のように教科書を使って授業をすると、つまらなさそうな顔をするんです。
準備が大変ですね」と、苦労もあるようだ。
それでも、中国には、先生を大切にする文化があるそうで、
生徒に市内を案内してもらったり、誕生日会を開いてもらったりと、
とても慕われている様子のえあぽーとさん。
「新しいことを教えると生徒の目が輝くので、私も嬉しくなります。
これからも海外で日本語教師をしたい。
次は英語圏でも教えてみたいですね」と、夢を語ってくれた。
好きな言葉 意志ある所に道はある
出身地 山梨県
出没エリア 体育西路
生活満足度 ★★★★
~広東ジャピオン2013年5月6日号