自慢のお隣さん 第198ノック 成田彰秀さん

中国でカフェ文化を伝えたい

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成田彰秀さん

深セン歴3年3カ月。

応援してくれる人たちがいるお蔭で、

様々なトラブルを乗り越え、店を続けています。

 

肋骨4本を骨折

開店準備に3カ月

 

深センで飲食店を経営する成田さん。

かつて日本でカフェチェーン立ち上げを共に志した友人に誘われ、

初めて中国に渡航。

深センに可能性を感じ、カフェビジネスを始めようと決意する。

 

店舗探し開始早々、肋骨4本を骨折。

数カ月後、傷がほぼ癒えた頃、いわゆる〝訳あり物件〟に出会い、

当初の計画のカフェではなく、洋食店での開店を決めた。

 

開店準備は、食材探しや従業員教育などに3カ月を費やした。

「中国語もほとんど話せず、シェフ経験もなかったので、

ずいぶん時間がかかりました」と振り返る。

 

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成田さんらスタッフ4人で作る小さいながら温かみのある空間

 

突然の立退き宣告

羅湖で店を再開

 

成田さんは、リーズナブルなワインと日本のコーヒー、

手間暇かけた洋食を出そうと奮闘していた。

だが、盗難や詐欺、金目当ての調理人に包丁で脅されるなど、

様々なトラブルに襲われる。

さらに、突然の立退き宣告。

開店1年足らずで、補償金も一切支払われぬままに全てを失うことに。

 

「だからといって、中国を嫌いになるとか、

日本に帰りたいと思うことはなかったんです。

友人やお客様が心の支えになってくれました」と、

成田さんは困難を乗り越えてきた。

 

店を再開して1年が経つ今、

「いつか日本のカフェ文化を中国に伝えたい」と、

渡航当初の想いを新たに、日々努力を続けている。

 

好きな言葉 継続は力なり

出身地 新潟県小千谷市

出没エリア 自分の店(苦笑)

生活満足度  ★★★★

ブログ:ameblo.jp/toy39

 

~広東ジャピオン2014年3月3日号

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