韓国の番組が全面協力
芸能人たちが数々の指令に挑戦していくミッション型体験バラエティ。
韓国の番組『ランニングマン』が中国で放送されて大ヒットしたのを受け、
浙江衛星テレビが韓国の制作チーム「SBS」の協力を得て中国版を制作した。
昨年8月28日(木)にクランクイン、10月10日(金)からレギュラー放映を開始。
出演者には、映画『中国合夥人』で主演を務めたダン・チャオ、
中国香港の俳優・ウォン・チョーラムを始め、
抜群の美貌を備えるアンジェラ・ベイビーなど、ホットな芸能人が顔を並べる。
芸能人たちがハッスル
記念すべき第1回は、白蛇のお宝を探して3チームがともに試練に立ち向かう。
足ツボマットの上を這ったり、おばちゃんをおんぶしたりする体力勝負から始まり、
春巻きの具材を包む順序を記憶、間違えば仲間がプールにドボンと落ちる記憶力勝負。
最終ステージでは、ブリーフケースを探して宝箱を開けるのだが、
そこに現れるのは韓国の『ランニングマン』のメンバー、キム・ジョングク。
歌手とは思えないほどの鍛え抜いた肉体で、メンバーの前に立ちはだかる。
背中に貼ったネームタグを取られると失格となってしまうのだが、
果たして無事にお宝をゲットできるのか?
第2回では、男女ペアになり、互いの愛を確認。
広い畑の中からパートナーを見つけ出したり、ビーチフラッグの要領で、
プール中央に置かれたハートのオブジェを取り合ったりと、白熱のバトルが展開する。
そして最後は恒例のネームタグを取り合う鬼ごっこが開始。
男女ペアのうち女性だけが生き残り、たくましい姿を披露する場面も。
芸能人たちのリアルな心理戦を楽しもう。
男女の恋愛観を覗く
中国式カップリング番組。ズラリと並んだ独身女性総勢24人が、
4~5人の男性を審査していく。
女性は気に入らなければ手元のボタンで
パネルの色をOKのピンクからNGのブルーに変えることができる。
最後までピンクのパネルの女性が残っていれば、
男性側に選択権が移り、お互いが気に入ればカップル成立♪
これまで放送された回でのカップル成立率は、約4割。
審査項目は外見に始まり、プロモビデオやフリーの質問トークなどが展開するのだが、
そこでまず関門となるのがプロモ放映。
自分の趣味や恋愛遍歴の紹介の時は比較的票が安定しているが、
終盤の友達からの暴露トークで状況が一変する。
「女性みんなにやさしい」、「メールを返すのが遅い」、「細かい性格だ」など、
なぜかマイナスイメージのコメントが出そろい、多くの男性が票を失う傾向にある。
光頭の実力派司会者
同番組の看板となっているのが、スキンヘッドが特徴的な司会者の孟非。
声やリアクションが大きいわけではないが、出演者の魅力を引き出す話術は、
まるで明石家さんまのようだ。
時に会場の笑いを引き起こし、時に真面目なアドバイスを送る。
また孟非と一緒にこのカップリングを見守るのが、
心理学者の黃菡。専門家としての知識を交えながら、的確なアドバイスを行う。
また男性陣の味方となってくれる男性ゲストも。
最近、トン・ダーウェイ(佟大為)から黄磊に交替した。
ほかにも『百里挑一』や『愛情保衛戦』といったカップリング番組はたくさんあり、
中国での人気が伺える。
現代中国を知るうえで、恋愛バラエティは外せない!
~広東ジャピオン2015年3月16日号