気ままに食べたい
わては、テーブルマナーが大の苦手…。
この前、先輩のおごりでフランス料理を食べに行ったんやけど、
なんや「フォークは端から使え」、「スープは音を立てて飲むな」やら
マナーが厳しくて、面倒やったわ。
そんな愚痴をこぼしてたら、
友人が「じゃ、お前が喜びそうな店を紹介したる」って、
この雲南料理の店「小粮山」を教えてくれたんや。
やっぱ持つべきは、気楽に行ける美味い店を紹介してくれる友だちやな。
豪快! 手づかみ料理
店に到着して、ビックリ!
看板はピンク一色、店内は雲南少数民族の可愛いイラストがズラリ、
そして天井には、カラフルなぼんぼりがぎょうさん…。
こんなオシャレな場所、わてみたいな無粋な奴が来てもええんか~?
そんな不安は、看板メニュー「小粮山招牌手抓飯」(198元/2~3人前)
が吹き飛ばしてくれたわ。
この料理、雲南少数民族の伝統料理で、手で豪快に食べるんやて。
やたらとデカい葉っぱの上には、肉や野菜といった9種類の料理がどど~ん。
メインは、雲南の有名な地鶏「茶花鶏」を丸ごと焼いた「勐海烤鶏」と、
数種類のスパイスに漬け込んだ魚を炭火で40分じっくり焼いた「傣味烤魚」や。
これを、黒米や白米が層になったカラフルなライスと一緒に食べんねん。
必ずギュッ~って握らなあかんで。
そうせえへんと、料理の旨味が米につかへんのや。
最初は戸惑ったけど、最後はがっつり握りすぎ~って注意されてもうたわ。
ちょっと香辛料がきつく辛めやから、オレンジやお茶がよく進むで。
マナーを気にせず食べる飯はやっぱ最高や~。
ダイエットのことも忘れてまえ~。
~広東ジャピオン2016年6月13日号~