70後の心をくすぐる
わて、調査員Yは、70年生まれの〝70後〟。
「Yさんの食に対する執着心は、とてもアラフォーには見えませんよ」と、
若々しさに賞賛の嵐。
「それは、大人げないと言われてるだけでは…」っちゅう意見もあるけど、そんなん聞く耳持たずや!
そんなわてが最近、気になってるレストラン、それが「70後飯吧」。
パッと見はオシャレなバーやけど、その実は、中華レストラン。気になって眠れんから、先週、1人で行ってきたで。
創作中華がズラリ
店の内装は、シックかと思いきや、
ゴールドラッシュ時代のアメリカを彷彿とさせるワイルドな造り。
料理は江浙菜をメインとした創作中華。
最初のイメージと、少しズレとるな。
さて、最初は、石鍋カレー風の「上醤肥牛配土豆泥」(39・8元)や。
アツアツ石鍋の中にホクホクのマッシュポテト、このお焦げがもうたまらんの~。
ただ、もう少しカレーにコクがあるといいんやけど…。
次の「藍苺山葯」(16・9元)は、まさかの大失敗。
山芋にブルーベリーがかかってて、見た目はきれいやけど、
ブルーベリーの甘さしか伝わらない残念な料理やったわ。
一方、お口直しの「70椒麻鶏」(58・8元)は、100点満点!
鶏のジューシーさ、ネギの甘みに、山椒の程よい辛さ、
どれもいい塩梅で、ご飯のお供にピッタリや。
ご飯はおかわり自由なんで、これをおかずに5杯も食べてもうたわ。
店名は〝70後〟やけど、実際は〝80後〟、〝90後〟の若者が集まっとるで。
こんだけ腹いっぱい食うたら、また若返ってしまうわ~。
~広東ジャピオン2016年8月22日号~