広東の王道小吃
広東を代表する小吃のひとつ、「腸粉」。
街の至る所に専門店はあるけど、どの店が美味いか、
よくわからへん…と言う人も多いはず。
そんな迷える子羊のため、ローカルフードを知り尽くしたわてが、
イチオシ店を紹介したるわ!
腸粉の王に決定
で、その店っちゅうのが、
深セン羅湖区の繁華街にある「粤味腸粉王」。
店名を見た時、「なんか敷居が高そうやな~」と思ったんやけど、
実際はその逆。
〝ザ・ローカル〟そのもので、床にはゴミが散らかっとるし、
お世辞にもキレイとは言い難い。
大丈夫かいな…と思ったんやけど、
腸粉を食べて、不安が安心に変わったわ。
わてが注文したのは、王道とも言うべき
プリプリのエビが入った「遊水鮮虾腸」(12元)。
プルプルの米粉の中にエビがぎっしり詰まってるんやけど、
語るべきところはそこやない。
腸粉にかかってるタレや!
生まれてこの方、数々の腸粉を食べてきたけど、
この店ほどあっさりしていながらコク深いタレはなかったわ。
ダメな店はタレが脂っこく、飽きやすいんやけど、
ここのタレは、ほんまいい塩梅。
日本人好みの味付けで感動したわ~。
さすが、〝王〟を名乗るだけのことはある!
玉子のフワフワ感がたまらん「鶏蛋腸」(6元)や
ホタテの風味が絶妙の「香菇瑶柱腸」(13元)を含め、
全部で13種類あるのもポイント高いわ。
腸粉のほかにも、「粥」、「蒸飯」に「麺」もあって、
いろいろ試してみたいとこやけど、
この店で腸粉食べへんなんて、ホンマにありえへんで~。
~広東ジャピオン2017年1月16日号~