美味い鍋を求めて
ちょっと寒いな…って日には、やっぱり火鍋!
お手頃で、いろいろな具材が食べられる最高の料理や!
だけど友だちは「辛いからイヤだ」とか、「脂っこいからダメ」
とか文句付けて、一緒に行ってくれへん…。
ほな、誰もが美味いと認める火鍋を見つけたる~。
鍋の概念を変える
ようやく見つけたのが、広東料理のひとつ「順徳料理」のレストラン「漁米粥」。
店に入ると、目に留まるのがでっかい生けす。
魚介類の鮮度には細心の注意を払っているわけやな。
席に着き、メニューを見てみると、どれもこれも美味そう~。
今回のお目当ては、看板の鍋「漁米粥」。
ほかの料理はちょっと我慢や!
この「漁米粥」、見た目は重湯って感じなんやけど、
ドロッとしたお粥を鍋のスープ替わりにして、鶏や魚介類を入れて食べるんや。
今回はちょっと大ぶりの「海蜆(シジミ)」(25元/500g)、
「古典山林走地鶏」(50元/半匹)に、揚げパン「油条」(15元)をチョイス。
「鍋に揚げパン?」と思うかもしれへんが、中国ではお粥と油条の組み合わせは王道。
サクッと揚がった油条をお粥に浸して食べたら絶品や~。
そして最後は、レタスの千切り、ザーサイ、
刻みネギなどが入った「咸生菜四宝蔬」(28元)を入れて、本物のお粥で締めるんや。
鶏や貝から出た旨味エキスがぎょーさん詰まってるから、
最後の一滴まで飲み干してまうで~。
これだけアッサリコクウマ鍋、日本でもそうはあらへん。
これ食べても「あかん!」言うんやったら、お手上げや~。
~広東ジャピオン2017年2月27日号~