今週のドクター
康辰クリニック
郭榮輝先生
庶民が愛するスープ
日本ではあまり馴染みがない〝豚の肺〟。
中国ではスープの具材として食される。
「豚の肺は、庶民的な食材で、咳、息切れや喘息に効果があります」と教えてくれたのが、
康辰クリニックの郭榮輝先生。
「ただ、中医学で言われる〝陰虚〟のみに有効です」と注意を促す。
陰虚とは〝声が出なくなる〟〝のどが渇く〟〝微熱がある〟など、
肺の冷却機能や保湿機能が低下した際、表れる咳の症状。
「だから、咳が止まらない時はまずは病院に行って、病状を確定させましょう。」
とアドバイスしてくれた。
咳が出てなくても、栄養満点、身体に良い〝百合猪肺湯〟。
一度作ってみてはいかがですか?
~広東ジャピオン2016年3月7日号