天然的生活 第46回 ~白芍(芍薬)

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ツヤツヤツルツル芍薬美人

「立てば芍薬、座れば牡丹…」。

日本では、美女を芍薬に例えて形容する。

だがこの芍薬、美しい花を咲かせるだけでなく、

地中の根にも驚くべき力を秘めている。

 

芍薬は、外皮をつけたまま乾燥させたものを「赤芍」、

外皮を取り除いて乾燥させたものを「白芍」と言う。

白芍は、葛根湯の主成分のひとつであるというほど有名な生薬だ。

そのほか、十全大補湯、芍薬甘草湯、四物湯、当帰芍薬散など、

女性に有効な漢方薬に多く含まれる。中でも当帰養血精は、

中国の女性に大人気の漢方薬なのだとか。

 

白芍の薬理作用は、主に増血で、

月経の不調・不順、貧血や立ちくらみに有用とされている。

また、肝臓に血を送る働きをし、筋肉の硬直やしびれ、

こむらがえりにも効果がある。

中医学では血の調整と貯蔵は「肝」が行うと考えられており、

「肝血」がよく流れると生理が順調になり、

顔色はツヤツヤ、肌もツルツルになるという。

 

中国では「気血」を補うとして、主にスープにして白芍を摂る。

調理法は、豚肉・シナモン・葱・生姜と共に煮込むだけ。

調味料はお好みで。

そのほか、芍薬の花びらを陰干しし、

おろし生姜と砂糖を加えたものが胃痙攣に効くとされる。

暑さで食欲不振になってしまったら、バテる前に芍薬を。

 

~広東ジャピオン2013年3月18日号

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