天然的生活 第40回 ~韭菜(ニラ)

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ニラの滋養強壮作用で元気に

レバニラ、ニラ玉、餃子など、日本のスタミナ料理によく登場する「ニラ」。

実は中国でも、古くから滋養強壮に効くとして知られてきた食材なのだ。

中医学的にニラは、胃腸の機能を増進し、血液循環を促して、

身体に活力を与えるとされている。このため、疲労回復や足腰の衰え、

だるさの解消に効果的。このほか、冬の冷え性対策や便秘の解消にも有効という。

取り入れるなら、先に述べたスタミナ料理以外にも、「ニラチヂミ」や、

「ワンタン」などがオススメ。広東なら、日本料理店や韓国料理店に行けば

ありつける。

 

また、ニラを具に用いた「豚肉韭菜包子(豚肉とニラ饅頭)」や

「韭菜鶏蛋包子(ニラと卵入りの饅頭)」などは、朝の路上でも売られているため、

朝食代わりに食べてみてもいいだろう。

中国では、春節前後のニラが特に香りがよく、肝臓の薬にもなるとされてきた。

今がその食べごろというわけだ。

 

このほか中国人の中には、「ニラ生姜牛乳」を飲んでいるという人も。

ニラ250㌘とショウガ25㌘をミキサーにかけてこし、牛乳250㌘を加え、煮れば完成だ。

これを毎日飲めば、冷え性の改善にもなるという。

 

なんとなく気だるい日には、ニラ料理でパワーをつけよう。

 

~広東ジャピオン2013年1月28日号

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