今週の広東ローカルニュースを紹介

広州報業文化中心

広東建築工程最高賞を受賞

広州日報によると最近、2020年度広東省建設プロジェクトの「優質賞」、「金匠賞」が発表され、「広州周大福金融中心(通称、広東イーストタワー)」など6つの建築が選ばれ、「広州報業文化中心(以下、広報中心)」が大賞を受賞したと報道した。

「広報中心」は珠海区琶洲磨碟沙大街に位置する地上25階建てのビル。淡いブルーのガラスの外壁が特徴で、総建築面積は19万7120・3㎡、高さ119・5m、南北タワーとそれらを繋ぐ棟で構成されている。また、デザイン的価値も高く、広州市、広東省および全国で、多くのグッドデザイン賞を受賞しているという。

広報中心のプロジェクト責任者は「120m近い南北のタワーには、高度な施工技術が使われており、高い安全性を確保している。また、外観デザインは周りとの協調性を重視。広州のランドマークとして多くの人に愛されている」と語る。(7月2日)


深セン自動車産業

戦略的提携を発表

深セン晩報によると「深商控股集団股份有限公司(以下、深商控股)」は吉林省長春市に本社を構える「一汽紅旗汽車銷售有限公司(以下、一汽紅旗)」と、6月30日(火)、戦略的提携に合意したと報道。将来的に両社はサプライチェーンを統合、互いの優位性を活かし、中国自動車産業の新たなベンチマークを樹立するのが狙いだという。

深商控股の董事長・張思民氏は「自動車交通産業はこれから数年間、重要な発展領域に入る。今回の一汽紅旗との提携は、国の老東北工業基地戦略にのっとり、深センと長春の経済貿易交流を一層強化するのが目的である」と語る。

一汽紅旗は、中国第一汽車集団公司の車ブランド「紅旗(Hong Qi)」シリーズの販売、サービス業務を専門に行っている。(7月2日)


珠海に新ランドマーク誕生

金湾航空城市民芸術中心

広州日報によると珠海市に「日月貝」の名で親しまれる「珠海歌劇院」に続き、新たなランドマーク「金湾航空城市民芸術センター」が誕生することがわかった。

同センターは金湾区4大センタープロジェクトの1つとして建設。大型劇場、多目的ホール、芸術館などを備え、舞台劇、商業パーティー、展覧会などが開催できるという。完成は2021年末を予定。金湾区の最重要芸術文化センターになる見込み。また、同センターのデザイン設計は、故ザハ・ハディッド氏の設計事務所が手掛けていることでも注目を集めている。(7月2日)


広州―深セン空港間

水上バスが誕生

深セン晩報によると、深セン空港埠頭―広州南沙客運港を往復する水上バスが6月28日(火)に正式に開通。これにより、深セン空港埠頭から中国香港、中国マカオ、広州、珠海、中山の5都市に行くことが可能となった。

これまで、南沙および周辺に住む市民が深セン空港に行く際、虎門大橋や南沙大橋を経由して片道1時間半以上の時間を必要としていた。しかし、水上バス開通後、南沙客運港から35分で深セン空港埠頭に到着することが可能となった。また、深セン空港埠頭関係者の話によると、深セン空港埠頭では多くの無料シャトルバスが運行しており、埠頭到着後、すぐに深セン空港への移動ができるという。(6月29日)


夏季の鉄道ダイヤ調整

より快適な鉄道の旅

深セン商報によると、全国鉄路は7月1日(水)より、中国全土で「鉄道ダイヤ調整」を実施。期間は8月31日(月)まで。学生の夏季休暇や旅行による混雑を緩和させるのが目的だという。これにより今後、深セン駅と深セン北駅からほかの都市へ行くことがより便利になることがわかった。

今回のダイヤ調整で、深セン―蘇州を結ぶ普速列車(普通速度列車)の運行時間が5時間14分に短縮。深セン駅から佛山西駅行きの動車(特急列車)の便数が増加したこともわかった。

また高鉄でも増便が決定。福州、厦門、長沙南、汕頭などの方面に行く本数が増加。揚州駅行きの直通高鉄も開通することになったという。(6月30日)

 

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