今週の広東ローカルニュースを紹介

広州の「トイレ革命」

「映え」る、建設設計発表

 広州市城市規画観測設計研究院は最近、「公衆トイレの設計ガイドおよび建築方案」を発表。同方案では、異なるエリアで多様な公衆トイレ設置に対応するため、「集約型トイレ」、「景観トイレ」、「スタイリッシュトイレ」の3タイプ、計16パターンの建築モデル案が提案された。

広州市では公衆トイレの建設ニーズが高く、マルチ機能を備え、広域をカバーできる公衆トイレ設置に向けて、建設ガイドラインおよび普及可能なモデル案の作成が早急に求められているという。

また、同研究院では、市内8行政区43カ所の公衆トイレやごみ処理場などで実地調査を行い、周辺の景観、使用状況、建設標準、周辺ニーズ及び立地条件などを研究。その結果、市の公衆トイレは「機能が十分に備わっていない」、「外観イメージが古い」、「用途分けが合理的でない」、「衛生作業員の労働環境が悪い」という4つの問題が明るみになったという。(8月5日)


駐車場不足を解消

時間差シェア奨励

 深セン市交通運輸局は8月4日(火)、年内に市内駐車場の設置を強化し、推進する方案を発表。あわせて停車スペースの建設、管理、利用を共同で行う指導意見を公表した。

現在、市内乗用車保有台数は約350万台であるのに対し、駐車場の数は約215万カ所と、全体総量として約170万箇所不足しているという。一部地域では日中に病院やオフィス等で駐車場が著しく不足するのに対し、周辺居住区の駐車場には空きがあり、夜になると逆転現象が起こっているという。この矛盾を解消するため、市は古い住宅区に公共駐車場を建設し、企業及び個人による経営を奨励。時間差の駐車スペースシェアについて優遇価格を適用する等の試みを実施する。(8月5日)


ドローンで空中パトロール

空から違反車の取締り開始

広州市番禺区で近日、無人航空機(ドローン)を使った交通取締りチームが発足。ドローン導入の目的は、新型コロナウイルス感染症予防対策で接触機会を減らすことおよび、全方位で交通違反を監視し、取り締まることだという。

ドローン取締りチームは9人で組織され、ドローン3台を専門の訓練を受けた警官が操作する。8月1日(土)、同取締りチームは興学路、関辺路、富華路、公明北路で100台の交通違反車両をドローンで撮影し、公安部交通管理総合応用プラットフォームへ登録したという。(8月5日)


7月、広州の気候

平均気温、30・4℃

広州市気象局が発表した「2020年7月の広州に関する気候データ」によると、広州の7月平均気温は観測史上、最高値を記録。また、7月11日(土)~30日(木)の20日間、37℃を越える猛暑日が継続したこともわかった。

同データによると、7月の広州平均気温は30・4℃で、例年より1・7℃も高かった。また広州市では、猛暑日も多く、7月11日(土)~30日(木)の20日間で88・8%の観測所で37℃以上、44・3%の観測所で39℃以上の気温を記録したという。

関係者によると7月、猛暑日が続いたのは降水量が少なかったことが原因であり、7月の降水量は例年より65・5%減であったと報告している。(8月4日)


深セン図書館、通常開放

予約なしで入館可能

深セン晩報によると、深セン図書館が8月4日(火)より通常開放を実施。今後、入館者は事前予約をせず、入館できるようになる一方、体温検査や入館人数の制限は依然として行なうという。

通常開放後、深セン図書館では、成人エリアの入館者数を3000人まで、児童エリアの入館の制限者数は300人までに設定。また同館には自動図書消毒機が設置されている。

深セン図書館は3月24日(火)、条件つきで一部のエリアを開放。実名登録での入館を認めていた。また5月12日(火)には、入館できるエリアを拡大。入館人数の制限者数も300人から1500人に増やしていたという。(8月3日)

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