今週の広東ローカルニュースを紹介

広東省の電力供給

建設工事後、2倍以上に

 広東省は電力ネットワークの問題を解決するため、最近「大湾区直流背靠背プロジェクト」を発足。現在、進行中の東莞プロジェクトと近日開始する広州プロジェクトが、同プロジェクトの根幹となると関係者は語っていた。

この一連のプロジェクトが完成すると「短絡電流の基準オーバー」、「高圧直流送電リスク」、「大規模停電」の3大課題の抜本的解決に繋がり、広東省の電力共有とリスク分散で著しい効果が期待できるという。

専門家によると今後の省全体消費電力は、2025年に9000億kw、2035年には各1兆100億kwに達すると予測。増加する巨大ニーズに応えるため、省は急ピッチで電源装置の規模拡大を進めており、2025年には1・95kw、2035年には2・46kwまで対応できるようにする。また、大規模な海上風力発電等、クリーンエネルギーの導入にも力を注ぐ。(4月6日)


BYD全て新エネ

燃油車の製造停止

 自動車メーカー「BYD(比亜迪)」が最近、全てのガソリン車生産停止を発表し、自動車業界に衝撃が走った。BYDは「ガソリン時代」に別れを告げた世界初の自動車メーカーとなる。

同社の発展戦略では、2022年3月からガソリン車の生産を停止し、EV車とDMプラグイン・ハイブリッド車に集中。ガソリン車生産停止の発表と同時に、BYDは2022年3月の販売速報を発表。3月の乗用車全シリーズの売上が10万の大台を突破し、新記録を更新した。一方、同月のガソリン車販売量は0であったという。

同社の昨年の自動車売上は74万台で、うち新エネ車は60万台を超えており、新エネ車販売で9年連続国内首位をキープした。(4月6日)


清明節の深セン公園

延べ167万人が来園

 清明節の連休中、深セン市の公園には多くの人が訪れ、4月5日(火)18時での来園者数は、延べ167万人に到達。各公園の来園者数は、深セン湾公園で11万2000人、鳳凰山森林公園で9万6000人、陽台山森林公園で9万5000人であったという。

連休中の天気は快晴。公園の草木や花々は満開で、絶好の行楽日和となった。臨時バスの運行やコロナ対策も万全に行われる中、市民は写真撮影、日光浴、テントを張ってピクニックをする等、思い思いの方法で春の休暇を楽しんでいた。(4月6日)


深セン空港、最優秀賞

旅客満足度も第一位

 深セン商報によると、最近「国際空港評議会(ACI)」が「2021年度世界空港サービス品質(ASQ)」に関する「優秀空港賞受賞名簿」を発表。同発表によると、深セン宝安国際空港は、2021年度アジア太平洋地域最優秀空港賞を受賞したことがわかった。

深セン宝安国際空港は4000万人以上の旅客が利用する大型空港。かつてイギリスのデイリー・メールで「フライト遅延を望むほど美しい」と賞されるほどの美しさを持っているという。今回の発表では、国際空港評議会がS調査した旅客満足度も公開され、深セン宝安国際空港は「2021年度旅客満足度第一位」を獲得した。(4月6日)


深センー中国マカオ

フェリー運航再開

 広州日報によると、新型コロナウイルス感染症の拡大が収束してきたことを受け、深セン航運集団は4月7日(木)より、深セン蛇口ー中国マカオ(外港、氹仔)間のフェリー運航を再開することがわかった。

同集団によると、再開後は1日2往復、計12便のフェリーを運航する予定だという。深セン蛇口ー中国マカオ・外港間の運行時間は10時半~15時で合計4便。一方、深セン蛇口ー中国マカオ・氹仔間の運行時間は9時15分~17時15分で計8便となる。

また同集団は利用者に対し、健康コード「粤康碼」がグリーンであること、乗船24時間前の「PCR検査陰性証明書」を要求している。(4月6日)

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