今週の広東ローカルニュースを紹介

2022年の広州貿易総額

V字回復で過去最高を更新

 広州税関が最近、2022年の広州市貿易額を発表。広州市の輸出入総額が1兆900億元に達し、年度ベースで過去最高を記録したことがわかった。昨年同期比では1・1%増加、広東省外国貿易総額の13・2%を占める。中でも、第4四半期は昨年比22・7%の増加で、広州貿易のV字回復を大きく後押しした。

2022年の広州市の一般貿易は17・6%増加、保税貿易は23・2%増加。中でも輸入規模は継続して拡大しており、年間輸入貿易額は4753億6000万元、昨年比5・3%で、農産品や消費財でいずれも23%超の増加となった。また、広州白雲空港総合保税区と南沙総合保税区の国内外の市場開放政策により、両保税区の輸出入総額は1662億4000万元で昨年比48・4%増であった。昨年のRCEP発効から1年が経ち、広州とベトナム、タイ、日本などの参加国と良好な経済発展を維持している。(2月8日)


深セン公益救援隊

トルコ被災地へ

 深セン市福田区にある深セン公益ボランティア救援志願者連合は2月8日(水)、トルコ地震救援の出発式を開催。先発隊員6人が深セン湾税関から中国香港国際空港経由でトルコの被災地へ飛び立った。今回、救援隊は2㌧の物資を携帯。通信設備や偵察設備が主で、大型装備は発電機1台のみだという。

先発隊員の楊傳奇氏は深セン晩報の取材に対し「以前にもネパール、インドネシア、イラン、ラオスで4回の国際救援活動に参加した。今回の主要任務は外部連絡とコミュニケーションで、後続支援チームの足場を固めることだ」と語った。同連合会会長で救援専門家の石欣氏によると、今後も約20名の後続隊が支援に向かうという。(2月9日)


ヘリコプターの越境飛行

深セン~中国香港間で運行再開

 東部通用航空のヘリコプターは2月8日(水)、新型コロナウイルス感染症の影響で一時運休していた深セン~中国香港の運行を再開。当日、同社のヘリコプターは深セン宝安空港を離陸し、15分の飛行を経て、中国香港国際空港のビジネス航空センター(HKBAC)に着陸したという。

深セン商報によると、東部通用航空は今回、深セン宝安国際空港~中国香港信徳ヘリポート、広州白雲空港~中国香港の運行を再開。今後は、深セン蛇口郵輪母港、広州穂港澳ヘリポートなどへの越境飛行サービスも行う予定だという。(2月9日)


週末の西九龍駅

久々に人々で賑わう

 深セン晩報は中国内陸部と中国香港、中国マカオの往来が全面的に再開された初の週末、多くの人々が広深港高速鉄道を利用し、中国香港に訪れたと報道。中国香港の玄関口である「西九龍」駅は久々に賑わいを見せた。

深セン市民である劉氏は「月曜日に入港手続きを済ませ、週末を利用して、中国香港に行きます。街中をブラブラ歩き、美味しい物を食べて、ついでに買い物をします」と渡航の自由化を喜んだ。西九龍国境検査所によると、2月11日(土)と12日(日)の2日間で出入国者は5万8000人以上を記録。中でも内陸部市民の割合は60%を超え、旅行気運が高まっていることを証明した。(2月13日)


広府廟会が閉幕

経済効果は約4億元

北京路一帯で行われていた文化イベント「広府廟会」は2月11日(土)に無事閉幕。来訪者は7日間で400万人を突破、北京路文化核心区の経済効果は3億6000万元を超えるという。

広府廟会は2011年に初めて開催。春節を祝い、嶺南文化の素晴らしさを伝えるイベントとして、多くの広州市民に愛されてきた。第1回広府廟会から撮影ボランティアに従事するカメラマン慕氏は「広府廟会の規模は年々大きくなっている。最初は伝統文化のみを配信するイベントであったが、今では若者も多く参加し、過去と現代が融合した新たな文化を配信している」と話してくれた。(2月12日)

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