今週の広東ローカルニュース

国家企業技術センター選出

広州企業3社がリスト入り

 国家発展改革委員会、科学技術部、財政部、税関総署、税務局らが最近「2020年新認定および全国家企業技術センターリストの通知に関する発表」を公布。同発表で「高濤節能有限公司」、「明珞装備有限公司」、「一品紅制薬有限串」の広州企業3社が新たに国家企業技術センターに認定された。これで現在、認定されている広州企業の数は35社で、全省の40%を占める。

国家企業技術センターとは革新的な技術を有し、新たな産業を生み出す能力を備えている企業のこと。高濤節能技術股份有限公司は電力、電子装置用冷却設備で業界トップシェア、183の特許を取得している企業で、今注目を集めている。一方、一品紅制薬有限公司は、小児用と慢性疾患向け医薬品を製造し、2017年から19年にかけて年平均30%以上の増収を達成している優良企業である。(1月12日)


広州市の電子警察

1042機設置

 広州市交通警察は1月11日(月)、市中心に設置された700余りの電子警察機をバージョンアップ。新たに100機余りを設置した。

「5G+無人機」を使った電子警察のパトロールは、同市交通警察が現在期待を寄せる交通違反取締り方法のひとつ。2020年以降、電子警察の導入で、広州市の交通事故死亡者数は昨年比8・23%減。また、平日ピーク時の渋滞指数は1・75%減したという。

同市交通警察は今後、第一線の民間警察だけでなく、固定式電子警察、防犯カメラやドローンによる監視、市民からの通報など、全方位で交通違反取締れるシステムを構築し、市民の交通法規遵守の意識を高めさせていく。(1月12日)


広州市と佛山市が協力

市中心へ30分で到着可能に

 広州市規画自然資源局は1月11日(月)、広州市と佛山市による「広佛両市道路街接計画修正」を発表。両市の197㌔の辺境に沿って、80本の街道を敷設する計画を明らかにした。計画が実現すると、両市の中心部へそれぞれ30分でアクセス可能となり、重点地区や主要中継地へは60分で到着できるようになる。

2019年の広州ー佛山の往来人数は1日延べ176万人で、近隣都市の中で最多であった。さらに通勤の利用割合も高く、渋滞が頻繁に発生するので、広州ー佛山間の道路整備が必要とされている。(1月12日)


12号線の工事順調

22年完成予定

 深セン晩報によると、現在建設中の地下鉄12号線および深セン最大の駐車場「赤湾地下鉄駐車場」の工事進捗状況は順調で、計画通り、翌年2022年の完成を予定しているという。

同工事は「深セン地鉄四期工程」の重要なプロジェクトのひとつで2018年1月より開始。12号線は全長約40㌔。南北に延びる地下鉄で、深セン宝安空港や蛇口港を繋ぐ。

また、蛇口港に建設されている「赤湾地下鉄駐車場」は全長1050㍍で幅最大で370㍍。総面積24ヘクタールを有し、東京ドーム約5個分の広さに匹敵するという。完成後は39輌もの列車を停車させることが可能で、車両検査などが行えるという。(1月12日)


貨拉拉の利用状況

深センは盛大

ラストワンマイル物流で有名な短距離輸送プラットフォームの「貨拉拉」が、最近「2020年都市貨物運送データ報告」を発表。同報告によると、新型コロナウイルス感染症の影響で2020年2月は業務量が93%ダウンしたものの、4月以降は回復。最終的には昨年より貨拉拉の業務量は50%ほど増加したことがわかった。また、全国で利用数が多い10大商圏の中に、深センの商圏が4つもランクインしていた。

また同報告によると、深センの商圏の中で、最も貨拉拉の利用者数が多かったエリアは華強北で、深セン全体の42%を占めていたことも判明。次いで深セン東門、深セン南油、深セン科技園商圏であった。(1月12日)

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