今週の広東ローカルニュースを紹介

航空機の保守作業

時間経つほど検査項目増加

新型コロナウイルス感染症の影響により、全世界の航空会社で予約減少や運航便の減便および運休が発生している中、現在、深セン空港では、1日の平均離発着便数は、新型コロナ発生前の8割まで回復。延べ800便を超えているという。

新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止期間中、各航空会社は航空機を停留所に待機させたまま、検査や修理などを実施。深セン空港の保守作業員は、飛行機の機種に応じて、短期停留(一般的に30~60日)、短期保管、長期保管、3種類の停留期間で分類し、メンテナンスを行なっていた。また、停留時間が長くなればなるほど、機体の腐食や各バッテリー性能の衰えを防ぐために必要な作業が増えるという。

南方航空深セン分公司によると、同社保守作業員は日数に応じて電気系統や各システム、部品などに対する検査内容を細分化し、7日、15日、30日及び30日以上の定期検査を実施しているという。(6月3日)

高速道1・5万㌔

広深港澳で13新設

広東省交通運輸庁は6月3日(水)、「広東省高速道路ネットワーク計画」を発表。2035年までに、広東省高速道路網を約1万5000㌔にすると報告した。

同計画によると、珠江三角洲中心部から中国マカオ東西への高速道路を5本、中国マカオ北部への高速道路を8本、広東省から近隣省への高速道路を6本以上建設。さらに重要港、民間空港、鉄道ハブから高速道路へのアクセスを約15分、4A級以上の観光地から高速道路へのアクセスを約30分にすることを目指すという。

また同計画では、新設する高速道路の総距離は約3260㌔で、今年は黄茅海跨海通道、二広高速(連山~賀州支線)、韶恵高速(恵州~龍門区間)などを建設するという。(6月4日)

緑地帯で違法駐車取締り

占領面積に応じて罰金

龍華区龍華街道は近日、「深セン経済特区緑化条例」に基づき、緑地の駐車違反取締りを実施。違反車両に対し、占領面積に応じて1㎡当たり500~2000元の罰金を科した。

新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止期間中、区画居住区へ住人以外の進入が制限されたため、一部車両主は車を緑化された場所へ停車するほかなく、広範囲に渡って緑地が破壊された。管理者は「やむを得ない事情を考慮し、処罰前に通知し、10日間の猶予を設けていた」という。普通車1台当たりの面積は約7・52㎡で、罰金額は最低3760元ほどになる。(6月3日)

経済対策で割引券

総額17億元に

深セン晩報の報道によると、深セン市税務局は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止期間中、経済対策として羅湖区、福田区、光明区、宝安区などに対し、メッセンジャーアプリ「WeChat」のプラットフォームを通じて、総額17億元の割引券を配布。3万6000件を超える店舗が恩恵を受けたという。

同税務局によると、今回の経済対策で、深センの消費は緩やかに回復。今年4月、納税者の領収書発行量は3月に比べ、76・72%増加。飲食業界においては、3月に比べ、200・88%も増加したという。

光明区のある総経理は「割引券の配布は飲食業界を活気づかせてくれる」と語っていた。(6月2日)


5月の広州気候を報告

6月も暴雨が続く

広州気象局が近ごろ、「5月の広州に関する気候レポート」を発表。同レポートによると、5月の広州平均気温は、前年より1・7℃高い27・3℃で、気象観測が始まって以来、4番目に高い数値であった。また、雨量も前年より33・2%も高く、402・7㍉であったという。

さらに同レポートでは、5月の最高気温についても言及。労働節の連休であった5月3日(日)と4日(月)に、各区で34・3℃~35・9℃を記録。気象観測が始まって以来、2番目の数値となった。

また広州気象局によると、6月は依然として大雨集中期「龍舟水」であり、数回は暴雨が発生すると予測。6月下旬には台風の影響を受け、高温になるだろうと発表した。(6月3日)

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