今週の広東ローカルニュースを紹介

地下鉄22号線の建設計画

停車駅に広州火車駅を検討

 広州日報によると、白雲空港、広州南駅、南沙客運港など市外への交通要所を繋ぐハブとして、地下鉄22号線を広州火車駅に組み入れる計画が検討されているという。広州火車駅に地下鉄22号線が乗り入れるとハブ駅としての存在感が一層高まり、空路・海路・陸路で国内に類を見ない超大型路線になるという。

昨年11月に広州地下鉄が発表した入札公示の計画図によると、地下鉄22号線北延線は芳村駅から北上し、彩虹橋設駅で8号線、11号線(環状線)、13号線に乗り入れる。次駅は約6㌔離れた棠渓(白雲)駅であるが、間に位置する広州火車駅を22号線に追加するかが重要調整事項となっていた。現在、広州火車駅は主に特級列車が停車する普通鉄道駅だが、棠渓(白雲)駅開通後は新幹線停車駅として使用される予定で、京広線(北京―広州)、広深港線(広州―深セン―香港)など多くの路線が停車することになる。(3月2日)


国産大型旅客機

東方航空で初使用

 中国東方航空は3月1日(月)、国産大型旅客機C919を中国商用飛机有限責任公司から5機購入する契約に署名した。C919型機を使用するのは東方航空が世界初で、上海を拠点に北京大興、広州、深セン、成都、厦門、武漢、青島等の各都市へ運行する予定だ。東方航空は同路線の市場占有率を高め、多くの利用者に国産旅客機の「新体験」を提供するという。

両社は、2010年にC919大型旅客機のパイロットユーザー協議および購買意向で合意。2016年に合作枠組み協議に署名し、2019年に「ARJ21ー700航空機売買協議」を結んだ。昨年2月のコロナ禍で、中国東方航空は主要航空会社として率先し国産機の採用を決定した。(3月2日)


黄木岡総合交通センター

2022年末に完成予定

 深セン晩報の取材によると3月2日(火)、深セン地下鉄7号線、14号線(建設中)、24号線(計画中)の3路線が乗り入れる「黄木岡総合交通ハブセンター」が、2022年末に完成予定であることがわかった。

黄木岡総合交通ハブセンターは深セン市福田区中心の東北部に位置し、建築総面積は約24万㎡になる。同センターはスポーツ、医療、教育、オフィス、住居が一体となった総合型コンプレックスで、駅と街が融合したスポーツ文化の核心エリアになるという。(3月3日)


約7割の喫煙者

減煙か喫煙を選択

 深セン市控制吸煙辦が3月2日(火)、2019年~20年における「深セン経済特区控制吸煙条例」の効果測定を報告。同報告によると、新型コロナウイルス感染症の影響で、67・8%の喫煙者が減煙を実施。2・3%の人が禁煙を行ったという。また94・4%にも上る被調査者が、同条例を支持していることも判明した。

同報告では、減煙および禁煙を行った理由も紹介。第一位は「健康のため」(36・2%)、第二位は「マスクを着けているため」(28・7%)、第三位は「在宅隔離中、家族に迷惑をかけるため」(19・9%)であった。また、61・3%の喫煙者は喫煙が新型コロナウイルス感染症の感染リスクを高めると考えていたという。(3月3日)


広深高速リニア

路線図が発表

広州日報によると最近、広州市規画と自然資源局は、現在推し進めている「全国重要交通要所の建設」に関する現状報告を実施。同報告の中で、広深高速リニア予備線の路線図が発表され、多くの関係者から注目を集めた。

今回発表された広深高速リニア予備線路線図は、広州東駅が始発駅になっており、時速約600㌔で南下し、南沙駅へ向かう。その後、珠江口を超えて、深セン市宝安、前海を通り、最終中国香港の九龍に到着するという。

これまで白雲空港や東莞市を通過する案も検討されていたが、今回の発表ではその名がなかった。替わりに広州東駅、南沙駅の名前が路線図に書き加えられたという。(3月1日)

 

 

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